ゲームブロガーの見習い!
ミニマル(
@minimal005)です。
女騎士とイチャラブ生活を送る恋愛ADV「くっころでいず」の感想・レビューを丁寧に書いていきます!
本作はSteam版のみの発売。
R-18パッチを当てると、エロシーンが追加される清い紳士向けのゲームです。
Hシーンではリアルな“くっころ”が見れるかも!
この謎の美少女女騎士との笑いありな共同生活を楽しみたい人におすすめのゲームですw
ネタバレありなのでプレイ予定の人はご注意を。ネタバレOKの人だけ先にどうぞ。
どんなゲーム?
- 異世界の女騎士との共同生活
- デートやHなハプニングイベントもあり
- 一緒に元の世界に戻る方法を探す
くっころでいずのゲーム内容
クリア時間 | 約3〜4時間(全エンディング到達まで) |
ジャンル | 恋愛アドベンチャーゲーム |
発売機種 | PC(Steam) |
価格 | 1,280円(税込み) |
開発元 | qureate(クリエイト) |
発売元 | qureate(クリエイト) |
発売日 | 2020年5月15日 |
平凡な日々は、ある女性の出現より平凡な生活は一変する。
ある日、主人公の家に突如、魔方陣が出現し、魔法陣の中から剣と甲冑を身にまとい傷を負った女性が姿を現した。
女性の名は「カトレア」。
異世界から転生されたのだと言う。
カトレアが元の世界に戻る方法を見つけるまで一緒に住むことに…果たして無事にカトレアは元の世界に帰れるのか?それとも……”
平凡な日々が一変!?
aureate(公式サイト)
異世界から来た女騎士とのちょっとHな同棲生活がはじまる!
前置き
ご存知とは思いますが、タイトルにある「くっころ」とは「くっ、殺せ!」のセリフを略したものですね。
プライドが高い女騎士が下衆な敵兵士やオークに敗北。「捕虜になったり陵辱されたりするくらいならいっそ殺してくれ!」って感じです。
「気高い女騎士=即堕ち」のイメージがある人は心が汚れている証拠かもしれませんが、男性なら大体共感できるはず…
ちなみに私は、本作の開発会社「qureate」さんのゲームは全てプレイ済みです。
どの作品も値段の割にCGが多くてコスパが良いんですよね。
そのため、本作もクオリティには期待できるので、迷わず購入しちゃいました。
さて、本題に入ります!
くっころでいずのシナリオを2分で紹介
序章:女騎士カトレアが異世界からワープ
主人公(名前なし:フリーター)がバイト先から帰宅するシーンから物語は開始!
同僚から借りたライトノベルを読むためにすぐに帰ると、自室のベッドの上に何故か魔法陣が出現する事態に…
そして中から謎の女騎士が現れます。
女騎士の名前は「カトレア」。
多くの国々を滅ぼした「暴竜ディアブロ」との戦いの最中、攻撃によってこの世界に飛ばされてしまったらしい…
少し会話をした後は傷のせいで意識を失ってしまい、手当てをしてあげることにします。そして暴れないように一応拘束することに。
翌日起きてみると…
こういうCGが見たかった!
元の世界に帰るには転移魔法を使う必要があるけど、どうやらこの世界には魔力がほとんどないらしい…
そのため、しばらくは主人公の部屋を拠点として帰還方法を詮索する展開になります。半ば強引って感じですけど。
ここからはメインパートとも言えるカトレアとの日常生活が始まります。
中章:共同生活をしながら帰還方法を探す
高域魔力探知を使ったところ、魔力が集まっている箇所を発見。オタクの聖地「秋葉原」に向かいます。
qureateさんのゲームはノルマでもあるのかってくらい毎回秋葉原に行きますねww
背景絵を使いまわしてコスト削減していくスタイル。
そして背景のポスターには宣伝用に「プリズンプリンセス」が写り込んでいます!!
あのポスターの位置の広告料は超高そうですよね。
秋葉原で遊ぶと確実に見ちゃいます。
魔力を発している箇所を探索していると中古の本屋(ブック○フ)に到着。
そこにはカトレアがいた世界の言語で書かれた魔導書が売っており、魔力を回復する手段について記載されていました。
後から判明することですが、魔力補給の手段はいくつかあり、最も効率が良いのは「異性と肌が触れ合うこと」らしいです。
エロゲ時代のFateと同じ設定です。
共同生活とデートを重ねて親密になる
動物園やメイド喫茶でのデートイベント、道場で稽古をするイベントなどを経て二人の仲は深まっていきます。
終盤には一緒に寝る(CGあり)こともありますよ…!
主人公が道場で着替えようと更衣室に向かうと、
着替え中のカトレアと遭遇するお約束のハプニングイベントなんかも発生したりします。
やっぱり恋愛ゲームにエッチなイベントは欠かせないですよね!
終章:暴竜ディアブロの出現
ゲームセンターでデート(Hシーンあり)をしていると、カトレアを追って暴竜ディアブロがこの世界に現れます。
カトレアは敵を倒した後はモンスターを引き連れて元の世界に戻ることを決意。
勝敗に関わらず二人が一緒にいられる時間はあとわずかです!
ここで最後の選択肢が出ます。
- カトレアと離れたくない
- 騎士団長としての責任を果たそう
- 自分には判断できない…
この選択肢と好感度によって、暴竜ディアブロとの戦い後にエンディングが3つに分岐します。
トゥルーエンドは存在せず、バッドエンド、ノーマルエンド1、ノーマルエンド2という扱いらしいです。
バッドエンド
激闘の末、暴竜ディアブロを元の世界に追い返すことに成功します。しかし残念ながら完全に倒すことはできませんでした。
その後カトレアもディアブロの後を追って別世界に行き、そのまま再会することなくゲームは終了です。
敵は倒せず、カトレアともお別れ…。
まさにBADENDですね。
主人公が彼女と再び会えないかと秋葉原を彷徨う様子が描かれていたのが悲惨でした。
と言っても30秒くらいで見終わるテキスト量なので、ロープライスらしくあっさりしたエンドです。
ノーマルエンド1
主人公の協力もあり、暴竜ディアブロを完全に倒すことに成功します。
カトレアは残党のモンスターを倒して元の世界に戻ることに。これで異世界から来た存在は全ていなくなりました!
その後、どうやら彼女はめちゃくちゃ努力して、主人公がいる世界に意図的にワープできるようになったようです。
キスシーンもしっかりあります!
エピローグでは共同生活を数ヶ月送り、結婚も考えている様子。
実は主人公は偉大な魔法使いの遠い子孫だったことが判明。カトレアに魔力供給するには打ってつけの人材だったようです。
敵を倒して脅威はいなくなり、二人は一緒に暮らしていく。これ以上ないハッピーエンドでした!
ノーマルエンド2
暴竜ディアブロをほぼ倒すことに成功。
しかし魂までは消滅させられず、カトレアが元の世界に戻ってから止めを刺すことになります。
このままバッドエンドと同じように進むかと思いきや…なんと主人公も一緒に異世界について行く展開に発展します。
逆駆け落ちエンドです。
無事に2人は異世界に着いて抱擁からのキスをする流れに。そしてスタッフロールが流れます。
エピローグでは、主人公は鍛錬と自身の肉体を強化する魔法の力でカトレアとの模擬戦に初勝利。
彼女をサポートできるほど強くなり、王国の騎士団長として今後の活躍に期待!って感じで終了です。
キスシーンが差分CGなのは少し残念。
くっころでいずの良いところ
短時間でも恋愛ゲームのポイントは押さえている
本作は3時間程度でクリアできるボリュームながらも、
- 数回のデートイベント
- 弱い主人公が勇気を出すシーン(ヒロインが惚れる理由)
- 3つのエンディング
- 4回のHシーン
などがあったのでロープライス、エロありの恋愛ゲームとして上手くまとまっていると思いました。
差分抜きでCGは13枚ありますし、価格を考えたらコスパはそこそこって感じですね。
良質なロープライス恋愛ゲーム。
サクッと遊べるのは魅力です。
過去作との関連
別にどうでもいいんですけど、シナリオでちょっとニヤッとしたことがあるので記載しておきます。
過去作の「プリズンプリンセス」では賢者関連の謎が多く、魔王を討伐しに行く流れで終わったんですよね。
そして本作のエピローグでは主人公の祖先の大魔法使いが魔王を討伐したとのエピソードがわざわざ入りました。
そのため「くっころでいずの主人公の祖先=プリズンプリンセスの賢者」説はありそうですね。
どちらもファンタジーな路線なので、同じ世界観かもしれません。
あとはメイド喫茶でストーカー事件が発生したとの話も1テキストだけありました。
これは「NinNinDays(ニンニンデイズ)」のエピソードですね。
同じ世界観を舞台にしていることもあり、知っている人だけニヤッとできる要素を入れてくれるのは嬉しいです。
くっころでいずの微妙なところ
シナリオとヒロインは無難
シナリオは特別面白いわけではなく、エロいわけでもなく、ザ・王道って感じ。ヒロインも割と常識人でクセがありません。
もうちょっと「くっころ」設定を活かすとか、ファンタジー路線を強くするとかしても良いように思いました。
前作のとらぶるでいずはサキュバスとの恋愛という変わり種。ヒロインの個性が強くエロいので比較するとどうしても微妙に感じます。
とらぶるでいずは安い、笑える、エロい、コスパに優れた恋愛ゲームでした。
マルチエンディングの内容に既視感あり
本作のマルチエンディングの内容は、ざっくり以下の通り。
- ①ヒロインが帰ってこない
- ②ヒロインと一緒に暮らす
- ③ヒロインと異世界で一緒に暮らす
NinNinDays(ニンニンデイズ)でも全く同じエンディング構成だったので、既視感が強かったです…
しかも他の過去作もだいたいこの3つのエンディングに近い内容なんですよね。
さすがに展開が予測出来ちゃいます。
正直、もう少しエンディングはこだわってほしかった!
ADVゲームでオチが分かっちゃうのは残念。
くっころでいずの総評
トータル評価 | |
シナリオ | |
キャラクター | |
システム | |
CG | |
音楽 | |
声優 | |
演出 | |
ボリューム |
シナリオやヒロインの魅力、エロさなどを考えると過去作の中では一番微妙かな。本作はもう少し尖った要素が欲しかったです。
ADVゲームとして見ると、HCGはNekoMiko(ねこみこ)が7枚と多く、CGはプリズンプリンセスが高クオリティ、シナリオやボリュームはとらぶるでいずが一番良かったです。
CGの使い回しも多いので低予算感が否めないかなと。
でも単体で見ると良いゲームです!
タイトル一本釣り感は否めませんが、E-moteにより1枚絵はぬるぬる動きますし、値段を考えるとそこそこ良いゲームではありました。
qureateさんのゲームは全てスイッチでも配信されているので、気になる人はぜひ遊んでみて下さい!!
それでは次の感想記事でお会いしましょう。良いゲームライフをお送りください!
このゲームが気になった人はどうぞ