雑記ゲームブロガー!
ミニマル(
@minimal005)です。
先日、2020年12月に発売されたAnker製ドッキングステーション「PowerExpand Elite 13-in-1」を自腹購入しました。
購入した商品はこちら
2週間以上使ってみたので、「使用感」「良し悪し」「類似製品との比較」などを正直にレビューしていきます。
結論から言うと、端子の種類や配置が絶妙で、ドッキングステーション初心者やMacBookユーザーに一押しの製品でした!
MacBookPro16インチ環境でのレビューです。
よろしくお願いします!
本記事の内容
- Anker PowerExpand Elite 13-in-1の注目ポイント
- Anker PowerExpand Elite 13-in-1の概要
- Anker PowerExpand Elite 13-in-1の開封レビュー
- Anker PowerExpand Elite 13-in-1の良いところ
- Anker PowerExpand Elite 13-in-1の微妙なところ
- Anker PowerExpand Elite 13-in-1を買うべき人・買うべきではない人
Anker PowerExpand Elite 13-in-1の注目ポイント
まずは「PowerExpand Elite 13-in-1」の注目ポイントを4つ紹介します。
他のドッキングステーションとの大きな違いとなるので、迷っている人の選考基準になるはずです。
- Thunderbolt 3対応(デイジーチェーン接続可能)
- フルサイズのHDMI端子(4K 最大60Hz)
- PD対応のUSB Type-C端子(最大18W出力)
- MacBookとの相性が抜群のアルミボディ
本製品を選ぶ最大の理由となるのが、高速通信規格のThunderbolt 3に対応している点ですね。
Thunderbolt 3対応のUSB Type-C端子を使えば、最大85WでPCを充電しながら、40Gbpsの高速通信が可能!
デイジーチェーン接続により複数のディスプレイに出力できますし、外付けGPUで性能をアップさせることもできます。
他の端子では、フルサイズのHDMI2.0端子、PD対応USB-Cポート端子を搭載している点もポイント。 類似製品の「CalDigit TS3 Plus」「Belkin F4U097」はDisplayPort端子を採用していますが、汎用性の高さではHDMI端子に軍配が上がります。
最後に、本体の素材は高級感のある「アルミ合金」となっています。
アルミニウム筐体のMacBookシリーズとの相性は完璧。
さらにUSB-A端子を4ポート搭載している点も、USB Type-C端子しかないMacBookシリーズの弱点を補っていると言えます。
Thunderbolt 3に対応していると拡張性が一気に広がります!
今後使う可能性も高いので、対応製品を買うことをおすすめします。
Anker PowerExpand Elite 13-in-1の概要
「Anker PowerExpand Elite 13-in-1」のスペックは下記の通りです。
価格 | 約29,900円 |
サイズ | 125.8×88.5×41.9mm |
重さ | 490g |
前面ポート | ・PD対応USB-Cポート (10Gbps,最大出力18W) ・データ転送用USB-Cポート (10Gbps) ※充電非推奨 ・USB-Aポート (5Gbps) ・SDカードスロット (SD 4.0 UHS-II) ・microSDカードスロット (SD 4.0 UHS-II) ・3.5mmオーディオジャック |
背面ポート | ・Thunderbolt 3 (40Gbps, 最大出力85W) ・Thunderbolt 3 ポート (40Gbps, 最大出力15W) ・データ転送用USB-Aポート (5Gbps, 5V=0.9A) × 3 ※充電非推奨 ・HDMI 2.0ポート (4K 最大60Hz) ・イーサネットポート (最大1000Mbps) ・DC入力ポート (20V=9A) |
特記事項 | 18ヶ月保証 + 6ヶ月 (Anker会員登録後) |
価格が3万円弱もするだけあって、ポートの数と仕様は非常に充実しています。
「HDMIポートで最大4K 60Hz」「Thunderbolt 3 USB-Cポートで最大5K 60Hz」に対応しており、同時に使用しても4K 60Hz出力できる点は素晴らしいですね。
あとはThunderbolt3非対応の廉価版「Anker PowerExpand 13-in-1」もありますよ。
Elite版と無印版と違い
- 価格が約1万円安い
- HDMI端子とDisplayPort端子が1ポートずつ多い
- Thunderbolt3非対応
- USB3.0端子が1つ少ない
約1万円安いのと、合計3つの映像出力端子がメリット。
Thunderbolt3に非対応なのが大きなデメリットって感じですね。
基本仕様はほぼ同じなのでコスパは優秀。
ただしこの場合、デュアルディスプレイ環境では2K@60Hz出力が限界なので注意が必要です。
どちらも同カテゴリのランキングでは人気かつ高評価です。
信頼性の高いAnker製品だけはありますね!
無印版はこちら
Anker PowerExpand Elite 13-in-1の開封レビュー
本体箱をチェック
箱にはAnkerが販売しているUSB充電器やモバイルバッテリーなどのイラストが印字されており、傾けると薄っすら見える仕様です。
ガジェット系の箱を開ける瞬間って凄くワクワクするので、箱に特別なこだわりがあるのは嬉しいですよね。
前面や側面まで綺麗に印字されていました。
Anker製品の満足度の高さの理由が分かります。
本体箱を開封
箱は側面から開くタイプ。
2つのマグネットによってパタッと閉まるので、開封も収納も簡単です。
そして開けるとすぐにドッキングステーションが登場。
アルミ合金の高級感と大きめのサイズによって、ズッシリとした印象を受けました。
では、中身を出していきます!
同梱物は下記の通りです。
- Anker PowerExpand Elite 13-in-1 Thunderbolt 3 Dock
- ACアダプタ
- 電源ケーブル
- Thunderbolt3対応USB-Cケーブル(PC接続用)
- 取り扱い説明書
- カスタマーサポート用紙
ACアダプタのサイズは「16.6×8×2.5cm」と大きめ。
重量も約746gとズッシリ重たいです…。
あと細かいところでは、USB Type-CケーブルにThunderbolt3のマークが描かれているのが好印象でした。
USB Type-Cケーブルは規格次第で映像出力できないこともあるので、見た目で分かるのは地味にありがたいです。
その他の写真(2枚)
本体の端子をチェック
前面
前面は合計6ポートを搭載。
現在でもよく使うUSB-A端子を1つ、現在主流のUSB Type-C端子を2つ搭載しています。
あとはUHS-IIに対応したSDカードスロットとmicroSDカードスロット、大きめの電源ボタンですね。
microSDカードスロットを搭載している製品は少ないので、変換アダプタなしでデータの管理を行えるのはメリットと言えます。
背面
裏面は合計7ポートと電源ポートを搭載。
USB Type-C端子の1つはPC接続用となるので、実質使えるのは1つだけです。
前面ポートやPC本体のポートもあるので十分な気がしますが、ケーブルを裏側だけでスッキリさせたい人には物足りないかもしれませんね。
側面
側面左側にはゴムが貼っており、様々なマークや文字が印字されています。
縦置き時にはこちらが底面となるので、滑り止めの役割も兼ねているわけですね。
見た目は高級感があり、傷や塗装ハゲもなくて大満足です。
それでは、感想に入ります!
Anker PowerExpand Elite 13-in-1の良いところ
4K60Hzのデュアルディスプレイ出力は完璧
MacBookPro16インチに「PowerExpand Elite 13-in-1」を接続して、2枚の縦置き4Kモバイルモニターに映像出力してみました。
1台はHDMI端子、1台はThunderbolt3対応のUSB Type-C端子を利用。
かなり変わったPC環境ですが、2枚とも全く問題なく4K60Hzで動作しました。
安価なUSBハブやドッキングステーションだと4K30Hzや2K60Hzにとどまることが多いので、やはり3万円弱の製品は違いますね。
高解像度、高フレームレートでデュアルディスプレイ出力したい人でも、安心して利用して大丈夫です。
ちなみにMacBookPro本体のポートにもう1台モバイルモニターを繋いでみたところ、3台とも4K60Hzで動作しました。 ただし電力不足により安定しない場面もあったので、3台出力する場合は画質やフレームレートを下げたほうが良さそうです。
ケーブルがスッキリして快適
MacBookPro16インチは「USB Type-C端子×4」「イヤホンジャック」を搭載しています。
私は「モニター出力×2」「充電用×1」「USBハブ×1」「スピーカー×1」で全て利用の端子を利用していましたが、本製品のおかげでケーブル1本になってスッキリしました。
端子を多く使っている人やUSBハブを使っている人は、1つのドッキングステーションにまとめると恩恵が大きいですよ。
ケーブルが1本化するのは購入前から分かっていましたが、実際に環境を整えると凄く気分が良いです!
やはり充電ケーブルとUSBハブを兼ねられるのは最高ですね。
デスクトップ環境との切り替えが楽過ぎる
ドッキングステーションの最大の魅力と言えるのが、ノートパソコン環境とデスクトップ環境をケーブル1本で切り替えられる点です。
これがめちゃくちゃ便利で、一度体感すると戻れなくなるんですよ…。
例えば、私のPC環境の場合は下記のようになります。
【MacBookProにケーブルを1本を挿す】 ・モニタ2台に映像出力されてトリプルディスプレイ化 ・PCスピーカーに接続 ・85W充電も開始 ・LAN端子やUSB-A端子なども使えるようになる →拡張性の高いデスクトップ環境完成 【MacBookProのケーブルを抜く】 ・他のモニタは消灯 ・音声は内臓スピーカーから出る ・MacBookProに刺さっているケーブルはゼロ →気軽に使えるノートパソコン環境完成
私はPC周辺機器をあまり接続していませんが、LANケーブルやPC周辺機器を使う人はさらに恩恵が大きいと思います。
現在ノートパソコンを使っていて、机で作業をすることがある人は、確実に利用する価値がありますよ。
1動作で切り替え可能なので、作業が捗って仕方ないです!
これだけでも、ドッキングステーションは必須アイテムと断言できます。
前面のPD端子が超便利
これは利用してから気づいた地味に良いところですが、手の届きやすい前面部に「PD対応 USB Type-C端子」があると利用する場面が多いです。
特に「PCを起動しなくても充電端子として常時使える」というのが重要で、高出力のUSB充電器として使えるんですよね。
PCを利用するときは他の電子機器を充電する絶好のタイミングなので、充電がいる製品を持っている人は重宝すると思いますよ。
手元でサッと充電できるのが地味に便利!
背面端子も使えば、USB充電器を使う必要がなくなりそうです。
前面ポートが充実していて捗る
これは「PowerExpand Elite 13-in-1」の強みと言えますが、前面に6ポートもあるのはかなり便利です。
私は普段は背面ポートだけでスッキリさせたいので、いざというときに使う前面ポートが充実しているのは好印象でした。
また、USB Type-C端子は充電用とデータ転送用が1つずつです。
そのため実質6種類のポートが前面に用意されていることになり、利便性はかなり高いと思いますね。
端子の種類と配置が絶妙で、使いやすいバランスに設計されています。
Anker PowerExpand Elite 13-in-1の微妙なところ
本体が熱くなる
ACアダプタの大きさや85W給電の仕様から察することはできますが、本体を触ると「かなり熱いな…」と感じるレベルになります。
私は特に気にしませんが、人によっては発熱で不安になるかもしれません。
とはいえ火傷するほどではないですし、電源を切るとすぐに冷めるため、放熱はしっかりとしている印象ですね。
あと製品ページのよくある質問の欄に「製品の利用中、温度が上昇することがありますが製品の異常ではございません。」と記載があるため、特に問題はないようです。
冬場に利用していたので、たまに触って手を温めていましたw
正直、冷え性の人にはメリットです。
M1MacBookでは1台しか出力できない
M1チップ搭載の新型Macは映像出力が1台までに制限されており、「DisplayLink認定ディスプレイアダプタ+DisplayLinkソフトウェア」環境でのみ複数台の映像出力が可能になります。
ただし本製品はDisplayLinkに非対応。
現在販売されているM1MacBookで2台以上の映像出力をすることはできません。
DisplayLink認定のドッキングステーション自体が少ないので欠点とは言えませんが、対応しているに越したことはないですからね。
もしDisplayLink対応の類似品が欲しい人は、「QGeeM 17-in-1」「Wavlinkドッキングステーション」あたりを選びましょう。
欠点はこれくらいですね。
2週間使っていて不具合はなく、仕様通りに動きました!
Anker PowerExpand Elite 13-in-1を買うべき人・買うべきではない人
「PowerExpand Elite 13-in-1」は汎用性の高いHDMI端子やMicroSDカードを搭載しているため、ドッキングステーションの中でもかなり使い勝手の良い製品です。
ただし値段が高額なので、誰にでもおすすめできるわけではないです。
そこで、本製品を買うべき人、買うべきではない人は下記の通りです。
PowerExpand Elite 13-in-1を買うべき人
- ノートPCを使っていて、デスクトップPC環境を作りたい人
- 複数のケーブルを1本化してスッキリさせたい人
- モニタやPC周辺機器を多く使う人
- 接続用の端子が足りていない人
- MacBookユーザー全般(M1Macで複数ディスプレイを使いたい人を除く)
※前提条件としてThunderbolt3対応のPCを持っている、または買う予定がある人
PowerExpand Elite 13-in-1を買うべきではない人
- Thunderbolt3対応のPCを使う予定がない人
→廉価版の「Anker PowerExpand 13-in-1」がおすすめ - 映像出力をDisplayPortで行いたい人
→「CalDigit TS3 Plus」「Belkin F4U097」がおすすめ
Thunderbolt3を利用するかどうか重要で、利用する人にとっては機能も見た目も満足度できる素晴らしい製品です。
特にMacBookシリーズとは端子の種類や見た目の相性が抜群。
MacBookユーザーは他のドッキングステーションよりも優先して選ぶべきだと思いますね。
あと本製品には最大24ヶ月の長期保証が無料で付いてきます。
長く使うことを考えると、安価な製品を選ぶよりはこちらが断然おすすめです。
「PC環境を充実させたい人」「快適なPC環境で作業や娯楽を楽しみたい人」は買って絶対に後悔しないので、ぜひ利用してみてください!