PS4で5.1chサラウンドを楽しみたいな…。
でも設定とか難しそうなので、詳しい人に教えてほしいです。
こんな悩みを解決する記事を書きました!
本記事を書いた人
PS4で5.1chサラウンドを聞く4つの方法
結論として、PS4で5.1chサラウンドを聞く方法は4つあります。
- ①SONY純正のワイヤレスサラウンドヘッドセットを使う
- ②サウンドカード内蔵のヘッドセットを使う
- ③光デジタル端子からMixAmp Proに出力する
- ④HDMI端子から5.1ch対応スピーカーに出力する
これを見て、「普通の5.1chヘッドセットじゃ駄目なの?」と思った方はいるハズ。しかし残念ながら、それでは2chのステレオ出力になってしまうんですよ。
その理由を簡単に説明すると、下記の通りです。
PS4で多くの5.1chヘッドセットが使えない理由
- PS4はUSB Audioに対して2chステレオ出力しかできない
→USBから音声入力するヘッドセットはほぼ全てNG - PS4はPC用ソフトウェアを動かせない
→専用ソフトで擬似的に5.1ch化するヘッドセットは全てNG
上記の通り。
これだけではイメージが掴めないと思うので、先に具体例を出しますね。
質問:どのヘッドホンがPS4の5.1chに対応している?
ということで、Amazonで「PS4 5.1ch ヘッドセット」と検索した結果を載せました。
ちょっと見づらいですが、8番以外は 「PS4 5.1ch(7.1ch)対応」などと記載がありますよね。
ではこの中で、PS4に接続して、5.1chサラウンドを本当に聞けるのは何番だと思いますか?
熟考する方はいないと思うので、答えを言うと、1番だけです。 なぜなら、リアルサラウンドの6番はUSB接続、バーチャルサラウンドの2〜7番はPC用ソフトウェアが必須、8番はそもそも2chだからです。
上記の通りでして、PS4対応の5.1chヘッドセットは極わずかしかありません。
間違えて買わないようにしましょうね。
では、そろそろ本題に入ります!
①SONY純正のワイヤレスサラウンドヘッドセットを使う
手っ取り早く5.1chサラウンドを聞きたい方は、SONY純正の「プレミアムワイヤレスサラウンドヘッドセット (CUHJ-15005)」を購入すればOKです。
先ほど「USBから音声入力するヘッドセットはほぼ全てNG」と言いましたが、例外として、SONY純正のヘッドセットだけは5.1ch(7.1ch)に対応しているんですよ。
理由はおそらく、PS4本体かヘッドセット側で音声を処理(デコード)しているからですね。
さらに上記写真の通り、PS4の「ヘッドセットコンパニオンアプリ」で音質を変更することができます。
他のヘッドセットにはない便利な機能なので、優先して選ぶ価値がありますよ。
SONY純正ヘッドセットは3つある
SONY純正ヘッドセットは他にも、廉価モデル「CUHJ-15007」、旧廉価モデル「CUHJ-15001」が販売されています。
ワイヤレスサラウンドヘッドセット | プレミアムワイヤレスサラウンドヘッドセット | 旧ワイヤレスサラウンドヘッドセット | |
型番 | CUHJ-15007 | CUHJ-15005 | CUHJ-15001 |
価格 | 12,000円 | 18,000円 | 12,000円 |
発売日 | 2018年3月8日 | 2017年1月19日 | 2015年12月3日 |
重量 | 230g | 332g | 300g |
最大通信距離 | 約10m | 約13m | 約12m |
稼働時間 | 約7時間 | 約9時間 | 約8時間 |
では、どれを買えばいいかと言うと、下記の通り。
- プレミアムワイヤレスサラウンドヘッドセット(CUHJ-15005):音質重視の方におすすめ
- ワイヤレスサラウンドヘッドセット(CUHJ-15007):軽量性重視の方におすすめ
- 旧ワイヤレスサラウンドヘッドセット(CUHJ-15001):旧型なので選ぶ意味なし
上記の通り。
どれも生産終了済みで在庫が少なくなっているので、気になる人は早めに確保しておきましょう。
②サウンドカード内蔵のヘッドセットを使う
サウンドカード内蔵のヘッドセットは、サウンドカード側で音声を処理するので、PS4でも5.1chサラウンドを聞くことができます。
ただし「ソフトウェアを利用するサウンドカードはNG」というやっかいな仕様。
私が調べた限りですが、対応するヘッドセットは3つしかありませんでした…。
数が少ないので、サクッと紹介しちゃいますね。
①HyperX Cloud Revolver S(約7,000円)
約7,000円と買い求めやすい価格ながら、7.1chバーチャルサラウンドに対応しており、臨場感のあるサウンドを楽しめるゲーミングヘッドセットです。
使い方は簡単。
PS4にUSB接続して、手元にある「USBオーディオコントロールボックス」の「ドルビーサラウンド7.1オーディオ」ボタンを押せばOKですよ。
低反発クッション採用で長時間でも快適に付けられますし、コスパも高いので、人を選ばずに使える名機です。
②HyperX Cloud Revolver + 7.1(約11,000円)
先ほどの 「HyperX Cloud Revolver S」の後継機(マイナーチェンジモデル)です。
USB-DACが進化していて、音量ボタンがダイヤルからボタン式に変更されていたり、前モデルの初期ロットにあったホワイトノイズ問題が改善されているそうです。
とはいえ、本体の性能や見た目はほぼ同じです。
前モデルとは約4,000円の差があるので、好みで選びましょう。
③Razer Thresher Ultimate for PS4(約37,000円)
大手ゲーミングデバイスメーカーRazer社がPS4用に開発した高級ゲーミングヘッドセットです。
一見サウンドカードが見当たりませんが、スタンド部で音声を処理することで5.1chを実現しています。
ざっくりとした特徴は、下記の通り。
- 遅延のないワイヤレス接続で快適にゲームを楽しめる
- 最大12mの長距離接続で音が途切れない
- 軽量なレザーレット製イヤークッションで長時間でも快適
- バッテリー持続時間が16時間と長い
- 本体重量は約408gと重い
コイツはSONY純正品よりも高品質な「PS4に特化した5.1chワイヤレスサラウンドヘッドセット」なので、予算があって、新しいヘッドセットが欲しい方にイチオシです。
ただし1つだけ注意点があって、光デジタル出力が必須です。
つまり光デジタル端子がない薄型のPS4 Slimでは利用できないので、間違って購入しないようにしましょう。
※旧PS4、PS4ProユーザーはOKです
③光デジタル端子からMixAmp Proに出力する
PS4から光デジタル出力で「MixAmp Pro」(アンプ)に音声出力して、ヘッドセットの3.5mmプラグで接続する方法です。
この方法を使えばどんなヘッドセットでも5.1chバーチャルサラウンドを聞けるので、既にヘッドセットを持っている方にイチオシ。
PS4やPS5を5.1ch化する方法の中では、利用者が圧倒的に多いです。
また、「MixAmp Pro」と相性の良いゲーミングヘッドセット「A40TR」がセット販売されています。
約25,000円で最高の機材が揃うので、かなりコスパの良い買い物になりますよ。
A40TRセットモデルもおすすめ
④HDMI端子から5.1ch対応スピーカーに出力する
これは超シンプルで、PS4と5.1ch対応スピーカーをHDMIケーブル(光デジタルケーブルでも可)で接続すればOKです。
一番ラクなのは、サウンドバータイプのホームシアタースピーカーを使うことですね。 コンパクトでスペースを取らないので、手軽に臨場感をググっと引き上げてくれますよ😌
ヤマハのサウンドバーは1万円台から購入できるので、コスパ重視の方にはイチオシです。
※2022年2月時点では「SR-C20A」というスピーカーがコスパ最強かなと
もちろん、BOSE、Razer、SONYなどの大手メーカーでもOKです。
予算と性能から、好きな製品を選びましょう。
最後に:PS4で5.1chサラウンドを聞くメリット3選
最後に、PS4で5.1chサラウンドを聞くメリットは下記の3点です。
- ①臨場感が爆上がりして、ゲームが今まで以上に楽しくなる
- ②銃声や足音の位置が分かって、戦いに有利になる
- ③高品質のスピーカーやサブウーファーが追加されて、今まで聞こえなかった音が聞こえる
ということで、ゲームを120%楽しみたいと思う方は、5.1chサラウンド化をぜひ試してみてください。
マジで世界が変わって、今までのステレオ環境に戻れなくなることを保証します。
では、今回はここまでです。 お互いにPS4のゲームを存分に楽しみましょう!
最新ゲーム用には「A40TR + MixAmp Pro」の人気セットがイチオシです