RPG好きのみなさん、こんにちは。
名作ソフトが非常に多いプレイステーション。
その中でも「屈指の名作RPG」だけを厳選してみました。
私が考えるRPGの魅力は、ワクワクする世界の中、魅力的なキャラクターと一緒に冒険をする非日常感。
この楽しさは、何歳になっても童心をくすぐる、唯一無二のものだと確信しています。
そんな気持ちを絶対に味わえる、非常に評価の高い作品を紹介します。
どれを選んでも”絶対に楽しめる”こと間違いなしです。
グランディア
【キャッチコピー】 歴史に残る映画があるように、歴史に残るRPGがある 【受賞】 ・CESA大賞'97 優秀賞 ・第3回日本ゲーム・オブ・ザ・イヤー 準グランプリ
グランディアは、セガがプレイステーションに勝つために、ESPと協力して開発した大作RPG。
つまりライバルはFFやドラクエ。開発期間は長期に渡る4年間、大量の無料体験版を配布するなど超気合の入った作品です。
SSのRPGでは最高傑作と評価されて、1999年にPSに移植されています。
物語について
【簡単なシナリオ】 大航海時代が終わり、産業革命により機械中心の世界が舞台。 遥か昔には光翼人と呼ばれる人達が築いた超古代文明エンジュールが存在していたが、謎につつまれたまま終焉を迎えている。 冒険に憧れる少年ジャスティンは、父の影響からエンジュールの謎を解き明かす旅に出発します。 旅先で少女と出会い、一緒に冒険を続けるうちに惹かれあっていく二人。 出会いと別れを通した冒険の先に、ついにエンジュールの真実に辿り着きます…
本作の一番の魅力とも言えるのが、直球の冒険活劇。
奇想天外でワクワクする大冒険の要素が詰め込まれており、旅先でのヒロインとの出会い・恋愛、連れ添った仲間との別れ、謎の敵組織、謎につつまれた古代文明。
王道的なシナリオですが、丁寧な演出が物語を引き立てており、イベント時はボイスあり、アニメパートあり、別れのシーンは感動必須、圧倒的高評価を誇るものとなっています。
ここが凄い
【冒険を堪能できる】
キャラクターは2D、背景は3Dで描写されており、2Dと3Dの融合を試みた意欲作です。360度完全ポリゴン、高クオリティのドット絵は素晴らしく、ファンタジーの世界観を引き立てるものとなっています。
魅力的なキャラクターやワクワクするBGM、探索しがいのあるマップが冒険の魅力を増大させており、グランディアの世界にどっぷり浸ることができます。
【丁寧な作り】
室内のオブジェクトまでしっかり作り込まれており、歩いているだけでも冒険をしている気分になります。SEも度々鳴るので、丁寧に作り込まれているのを実感します。
見せ場の会話シーンはボイスあり、アニメーションを入るほど丁寧に物語を展開していくのは、この時代の他のゲームではなかなか無いです。
備考
2019年10月にHDリマスター版がSteamで配信されました。日本でも現在配信されていますが、日本語は後日搭載です。
まさかHDリマスター版が発売されるとは…
アークザラッドⅡ
【キャッチコピー】 光と音のRPG 【人気・評価】 ・売上100万本以上の大ヒット ・本作が原作のテレビアニメが放送
アークザラッドⅡはソニーから発売されたRPG。
前作アークザラッドと繋がっているストーリーにも関わらず、100万本以上の売上を出した名作。2018年に発売されたプレイステーションクラシックにも収録されており、22年越しに続編のアークザラッドRがアプリとして配信されるほど熱狂的な人気を誇ります。
物語について
【簡単なシナリオ】 主人公エルクは炎使いの異名を持ち、謎の炎の力を使うハンター。 エルクはハンターとして依頼を遂行中に、組織に追われている獣を従えた少女リーザを助けることに。 リーザが組織に狙われる理由、渦巻く邪悪な陰謀の正体は何なのか。 前作主人公の勇者でありながら極悪指名手配犯のアークと一緒に、陰謀に立ち向かっていきます。
本作は全体的にシリアスでダークな物語。
序盤はエルクが昔捕われていた研究施設「白い家」に収容された仲間を救出するという話。しかしアークやその仲間たちと一緒に敵と戦うにつれて、エルクは世界征服を企む陰謀を知ります。
前作と繋がっていくストーリー、前作キャラと共に陰謀に立ち向かうシーンなどが必見。虐殺や人体実験といった重い内容も含み、正義感をたぎらせる熱い物語です。
前作から1年後の物語になりますが、本作からでも分かる内容になっています。
ここが凄い
【広大な世界観】
一般的なRPGの枠にとどまらない、かなり幅広い世界観を兼ね備えているのが特徴。
中世ファンタジー的な森、洞窟、城、古代遺跡。現代的な都市、アパート、下水道。SF的な研究所、巨大飛行船、ハイテク機械など、複数の世界を堪能できます。
色々な国を巡る物語になりますが、これだけの世界観を違和感無く一つにまとめあげているのが素晴らしい。
世界地図の位置と世界観は現実をモデルにしており、ゲーム内にしっかり世界が存在しています。ここまで広大な世界を冒険できるゲームは貴重です。
【圧倒的ボリューム】
前作アークザラッドはストーリーが短く中途半端、クリアまで10時間程度とボリューム不足が不評でした。
本作はクリアまで100時間を超える圧倒的なボリュームを誇ります。
ストーリー以外でボリュームを増している要素として以下の二つを挙げます。
主人公が所属するギルドでは様々な依頼が受けられます。依頼達成や指定のモンスターを倒すことで、報酬を受け取ることが可能です。 メインストーリーには影響しませんが、依頼をこなしているとサイドストーリーを楽しむことができます。
ヒロインの特殊能力で敵モンスターを仲間にすることができます。メインキャラだけでも仲間は十数人いるので、豊富なメンバーからパーティーを組んで戦闘を楽しめます。 モンスターのクラスチェンジも可能。そこまで強くはありませんが、好きなモンスターを仲間にできるのは魅力です。
長い物語なので、クリア時の達成感は凄いです!
ワイルドアームズ セカンドイグニッション
【キャッチコピー】 このRPGは感動から生まれた。ワイルドアームズ新章、始動。 【人気・評価】 ・前作、本作を原作としたテレビアニメが放送 ・パッケージ版が通常版、ベスト盤、廉価版の3回発売
ワイルドアームズシリーズの2作目。
本作のテーマは「英雄」。特撮ネタ多めの内容で、男性向けの熱いゲームです。
本作の売上は約42万本と好調。コンプリートガイド、設定資料集、サウンドトラック、ドラマCDなどが発売されました。1999年にはテレビアニメが放送。ドラマCDは現在でも活躍する豪華声優陣を揃えており、ファン向けの嬉しい内容になっています。
物語について
【簡単なシナリオ】 主人公アシュレー・ウィンチェスターは新人銃士隊隊員。 誘拐事件を解決した功績が認められ、ARMS(緊急任務遂行部隊)のメンバーに抜擢されます。 ARMSはモンスターの凶暴化、テロ組織「オデッサ」に対抗するため、新設される特殊部隊。その結成式典に参加中に、降魔儀式に巻き込まれ怪物へと変貌してしまいます。剣を引き抜いたことで強力な力を手にいれて、人間に戻るアシュレー。焔の騎士に変身する力を駆使して、世界の脅威であるオデッサに立ち向かいます。
物語は焔の騎士「ナイトブレイザー」に変身する能力を手に入れた主人公が、世界征服を企む組織と対峙するというもの。舞台は荒野が広がり、緩やかに衰亡していく世界です。
英雄とは何か?を問う熱い物語で、作中には様々な英雄像が描かれています。英雄の在り方に葛藤する様子、答えを追い求めて戦っていく登場人物の様子は必見です。
ここが凄い
【個性が際立ったキャラクター】
各々の英雄像を持つキャラクターたちが描かれており、他のゲームには無い魅力があります。
主人公のアシュレーは正義感が強く優しい好青年ですが、その一方で自分の在り方について悩むことも。
アシュレーの設定としては「英雄に憧れる者」です。
他には「かつて英雄と呼ばれた者」「近親に英雄を持つ者」「英雄に祭り上げられた者」「英雄の末裔に生まれ血統に苦しむ者」「英雄を友に持つ者」などのキャラクターが登場。敵・味方問わず魅力的なキャラクターが物語を盛り上げます。
【ボリュームとテンポ】
クリアまでのプレイ時間目安は40〜50時間程度と大ボリューム。しかも前述したように物語が非常に面白いです。さらにロード時間はほぼ皆無、面倒な雑魚敵との戦いはキャンセルできるので、途中でだれることはありません。
大ボリュームのせいで飽きやすいゲームはありますが、本作はテンポ良く楽しむことができます。
ワイルドアームズシリーズ最強を誇る隠しボスも存在、クリア後もやり込める傑作です。
英雄って、なんだろう…?
聖剣伝説 LEGEND OF MANA
キャッチコピーは「白地図上に世界を創る。ランドメイクシステム誕生。」
大人気「聖剣伝説」シリーズの外伝作。
様々な新システムが導入されている本作ですが、特徴的なのが「ランドメイクシステム」。
何も無いワールドマップ上にプレイヤー自身でオブジェクトを配置し、箱庭のように世界を構築していくことが出来ます。
やりこみ要素は非常に豊富、独特の世界観やシナリオ、ノスタルジックなBGMも相まって引き込まれる人は多いです。
さらにこのゲームはドット絵が非常に素晴らしく、童話のような優しい雰囲気も魅力的です。
ドット絵が超綺麗だから、気になる人は調べてみて!
俺の屍を越えてゆけ
キャッチコピーは「生きる、死ぬ、託す」
物語について
【簡単なシナリオ】 平安時代が舞台、悪鬼により短命の呪い(常人の数倍の速さで成長、1年半〜2年で死に至る)・種絶の呪い(人と交わり子孫を残せなくなる)の2つを掛けられた一族が、神々と子を残すことで悪鬼打倒を目指す。
上記の設定通り、頑張って育てたキャラも長くて2年程度で死んでしまいます…
しかしその子孫はより強くなり、親が苦戦した敵も倒せるようになっていくのです。
これを何世代も繰り返すことで自分だけの家系(歴史)を作るのが、本作独自のシステムであり大変魅力的な部分です。
PS Vitaで2014年に続編が発売されているので、本作にハマったら続けてプレイをおすすめ!
OPが怖い…でも引き込まれる導入シーン!
ヴァルキリープロファイル
キャッチコピーは「勇敢なる人間の魂、女神に宿りて戦地に立つ」
本作は北米神話に登場する神々、および神話の中に登場する「神々の黄昏(ラグナロク)」をモチーフとした世界観、ストーリーとなっています。
ジャンルはアクションRPGです。
初心者でも熟練者でも爽快感を楽しめる戦闘に組み合わせが多彩なコンボシステム。
迫真のストーリー、良質なBGM、ドットとCGを組み合わせた美麗なグラフィックなどがかなり高く評価されています。
ストーリーは重め、一部エンディング到達が難しいのが人を選ぶかもしれません。
アクションRPGなので、通常のコマンド式のRPGが苦手な人には超オススメです。
ちなみにヴァルキリープロファイルシリーズは2008年のニンテンドーDSが最後でしたが、現在スマートフォンアプリで「ヴァルキリーアナトミア -ジ・オリジン-」が配信中です。
アクションRPG好きは多いよね。遊びやすくておすすめ!
ポポロクロイス物語
キャッチコピーは「お母さんを返せ!」
簡単なストーリーは以下の通り。
「氷の魔王」により滅びかけた時に、突如として現れた「竜」に救われたポポロクロイス王国。 その若き王子「ピエトロ」を主人公としたお話です。
RPGの中でも特に優しい世界観、シナリオが人気の本作。
グラフィックを含めて全体的に暖かい雰囲気で、ユーモアのあるキャラクターが良い刺激となっています。
根強い人気を誇る証拠として、牧場物語シリーズとのコラボ作品として2015年にニンテンドー3DSに「ポポロクロイス牧場物語」が発売されました。
2004年にPlayStation2で発売された5作目以来の新作。まさかの10年以上越し…凄いですね。
ほのぼのとしたRPGをプレイしたい人にはオススメで、女性でも楽しみやすいゲームです。
ブレス オブ ファイアⅢ
キャッチコピーは「この物語を、竜に捧ぐ。」
竜族の子として生まれたリュウの運命を辿る物語で、幼年期と青年期の2部構成。
色々と面白いシステムがある作品で、いくつか挙げます。
- 共同体:妖精に行動を指示し、妖精の村を発展させていく
- 師匠:世界に何人か存在する「師匠」に弟子入りすることで、成長パラメーターに補正がかかる
- 竜変身:一時的に様々な強力な竜に変身する
- 釣り:魚をアイテムとして使用可能
グラフィックや釣りシステム、コミカルなシーンも多く一見明るい印象を受けますが、軸となる物語は重く辛いもの。
特に2部の青年期は、けっこう考えさせられるシナリオになっています。めちゃ面白いですよ!
エンカウント率が高いのが少し難点!
ファイナルファンタジーVII インターナショナル
キャッチコピーは「君はもうクラウドになったかい?」
FFシリーズの中でも一番の売上を誇る超名作。
主人公クラウドやヒロインのティファ、エアリスなど、名前だけでも聞いたことがあるかもしれません。
非常に完成度が高く重厚なシナリオ、敵味方問わず魅力的なキャラクター。 さらに多彩で出来の良いミニゲーム、良質なBGM、当時のソフトでは他の追随を許さないグラフィック。 様々な要素から、RPGの最高峰の出来とも言えます。
現在プレイすると荒く感じる3Dポリゴンということもあり、億劫になる方がいるかもしれません。
しかしHDリマスター版もありますし、ぜひ気軽にプレイしてみることをオススメします。
リメイク版が3部作に分けて発売予定ですが、原作をプレイしていると進化を楽しめると思います!
スターオーシャンセカンドストーリー
キャッチコピーは「あなたはこの星を守れますか?あなたはこの愛を守れますか?」
エクスペルという異世界を舞台にした、SFをテーマとする作品。
壮大な世界観、幻想的なBGMがSF好きには刺さるかもしれません。
操作する主人公を2人のキャラから選択する「ダブルヒーローシステム」が本作の特徴。
ストーリーは同一ですが、選ばなかったもう一人の主人公が何をしていたかを別視点から楽しむことが出来ます。
設定が既に面白いですよね!
主人公を含めた12人の仲間キャラクターは個性的で好感を持ちやすく、個別エンディングも存在。
キャラクター重視の方にオススメ出来る作品です!
SFのRPGって意外と珍しい…かも?
ゼノギアス
キャッチコピーは「聖剣伝説が出ない理由、ファイナルファンタジーとは異なる可能性、そして ゼノギアス」
キャッチコピー通り聖剣伝説やFFシリーズと同じ制作会社のスクウェアのソフト。
実はFFⅦで没になった企画案を採用しているという裏話があります。
緻密に組み立てられたストーリーは非常に秀逸。
SF、オカルト、神話、聖書、心理学、生物学、宗教、パンスペルミア説、アニメ、映画、特撮など幅広い価値観や概念を元にした構成となっています。
伏線が多く難解なシナリオはRPGの中でも最高傑作と言えるほど。
巨大ロボットによる戦闘、SFチックな世界観も特徴です。
幻想水滸伝2
キャッチコピーは「その強さがあればすべてを守れると思った。」
政治的陰謀も絡む二つの国の争いの物語。
高評価な点は、単純な善悪だけでは語れない深いシナリオ、総勢108人を誇り魅力的な仲間キャラクター。
仲間との友情、充実したサブシナリオにミニゲーム、マルチエンディングなど多数。
ミニゲームが本当に豊富で、料理対決、釣り、ロープのぼり、もぐら叩き、チンチロリンなどマジで多彩です。
ボリュームもあり、非常に緻密に作り込まれている名作です。
サガフロンティア2
キャッチコピーは「主人公の死。そこから本当の物語が始まる。」
2つの物語(ウィル・ナイツ編・ギュスターヴ編)からなる本作。
前作はSF要素が強い世界観でしたが、本作は中世風の世界観となっています。
ヒストリーチョイスシステムが特徴的で、世界地図上に示された歴史上のイベントを選択することでシナリオを進めていきます。
壮大なストーリー、水彩画のように淡く綺麗なグラフィック、雰囲気にマッチした落ち着いたBGMが魅力的です。
ストーリーは説明不足感が否めませんが、公式本に解説があるため、読むとより一層楽しむことが出来ます。
クロノクロス
キャッチコピーは「殺された未来が、復讐に来る。」
タイムトラベルをテーマとしたSFCのRPG「クロノ・トリガー」の続編。
本作ではパラレルワールドをテーマとしています。
ストーリーや世界設定は非常に複雑で重厚な反面、かなり理解し辛く、評価が分かれます。
前作が名作なだけあって評価が厳しい作品ですが、戦闘システムや世界観など単体で見ると評価出来る点が多いです。
ただしPSのゲーム中でも屈指のグラフィック、独創的な音楽は非常に高く評価されています。
十二分に楽しみたいという方は前作やネットの考察を踏まえた上で、腰を据えてプレイすることをオススメします。
超名作クロノトリガーの続編。賛否両論は仕方ないかも…。
ファイナルファンタジータクティクス
キャッチコピーは「その日、街はボクの知っている街ではなくなった。それは、ボクが創った“剣と魔法の世界」(GBA版)
国家間の問題や貧富の差が題材の社会派ストーリー、中世ヨーロッパ風の世界観、戦略性の高いゲーム性、BGMなどの評価が抜群に高い作品。
魅力は重厚なストーリー、人気のあるキャラクターで、作中には名言も多く、FFシリーズのファン以外にもぜひオススメしたいです。
シミュレーションRPGでは異例の売上を誇り、全体的にダークな雰囲気でまとめられているのも特徴です。
まとめ
PS1は名作が多すぎて、いくらでも遊べちゃいますね。
個人的に好きなのは、やっぱりFF7です!
ストーリーもBGMも神ゲー過ぎて…
ここに挙げたのは思い出に残るほどの名作ばかりなので、みなさんも最後まで遊んでみて下さい!