【感想】逆転裁判123 成歩堂セレクション【推理ゲームの金字塔】

こんにちは、ミニマルです。
「逆転裁判123 成歩堂セレクション」をクリアしました。

「タイトルは昔から知っていて、気になっていたけど、遊んだことはない」というゲームでした。
たぶん、多くの人が同じ気持ちかなと思います。

正直に言うと、遊ぶ前はGBAのゲームだから「子供向け」「レトロゲーム」というイメージだったんですよね。なので後回しにしていました。

しかし、遊んでみると「めちゃくちゃ面白い」。
コミカルな世界観で楽しみやすくて、ビターな結末で深みもあって、、名作だなと素直に思いました。

本記事の流れ:3ステップ

  • ① ゲーム紹介:概要、あらすじ、シナリオの流れ
  • ② レビュー:良い・微妙な点、合う・合わない人
  • ③ これから遊ぶ人へ:クリア時間、進め方、おすすめの機種

「ゲーム内容→感想→有益な情報」の順番が分かりやすいかなと。なので、上記の流れでサクッと書きました。

※本記事では、まだ未プレイの方に向けて、ネタバレ控えめでレビューします。ゲームを選ぶ際の参考になればと思います😌

逆転裁判123 成歩堂セレクションとは

逆転裁判123 成歩堂セレクション

タイトルの「逆転裁判123」から想像するとおり、下記の3つを収録した作品です。

上記のとおり。

次にサブタイトルの「成歩堂セレクション」の由来は、1〜3の主人公の名前が「成歩堂 洋一」だから。4で主人公が変わるので、「初代主人公の名前+セレクション」なわけですね。

※簡単に言えば、「初代主人公の導入編〜完結編までを収録したセット」です。逆転裁判は1〜3の成歩堂3部作(本作)、4〜6の王泥喜3部作と、前後編で分かれています。

オリジナル版からの4つの変更点

  • ①高画質化:フルHD(1920×1080)、ワイド画面(16:9)に対応
  • ②ストーリーモード:全ての謎解き、文字送りを自動で進められる
  • ③ギャラリーモード:CG、BGMの視聴。好きなキャラを自由な背景・アクションで設置できるおまけ機能
  • ④各種便利機能:オートプレイ、エピソード選択、多言語対応

元々はレトロゲームですが、現代でも遊びやすいゲームになっています。

あと自動で謎を解く「ストーリーモード」があるので、途中で挫折する心配もないですよ。もちろん、自力で解きたい方は使わなければOKです。

シリーズ作品の一覧

ついでに、本作以外のシリーズ作品をまとめておきます。

上記のとおり。どれも完結済み、セットになっていて遊びやすいですよ。

「どれから遊べばいい?」「番外編から遊んでもいいの?」と思った方もいるはず。

「逆転検事」は本作のライバルが主人公のスピンオフ作品。「大逆転裁判」は本作を遊ぶと分かる、シリーズファン向けのネタが含まれます。なので迷ったら、本作から遊べばOKです。

ゲームの流れ:探偵・法廷パート

逆転裁判123 成歩堂セレクション

ゲームは「探偵パート→法廷パート」の順に進みます。1回の法廷で終わらない場合、追加の証拠を集めるために、再び探偵パートをすることもありますよ。

探偵パート

  • 事件現場を調べる
  • 関係者から話を聞く
  • 証拠品を集める

法廷パート

  • 証人の証言を聞く
  • 矛盾している部分を見つける
  • 証拠を突きつけて反論する

各パートの流れを簡単に紹介します。
※ネタバレ防止も兼ねて、バラバラのスクショを使っています。

探偵パート:事件を調査する

STEP
基本操作はコマンド式
逆転裁判123 成歩堂セレクション

写真のとおり、「調べる」「移動」「話す」「つきつける(持ち物を見せる)」ことでゲームを進めます。

STEP
マップの気になる箇所を虫眼鏡で調べる
逆転裁判123 成歩堂セレクション

虫眼鏡を自由に動かして、好きな箇所を調べられます。

STEP
虫眼鏡で調べると、状況が分かる
逆転裁判123 成歩堂セレクション

物や部屋の詳細が分かったり、異変に気付いたり、事件解決への手がかりを得られます。

STEP
移動先にキャラがいれば会話が発生
逆転裁判123 成歩堂セレクション

雑談したり、事件や他の人物について聞いたりできます。
クセの強いキャラが多くて、会話が面白いです。

STEP
調査や会話をすると、アイテムを入手することもある
逆転裁判123 成歩堂セレクション

アイテムは人に渡してシナリオを進めたり、法廷で「証拠品」として提出したりできます。
なお、回復アイテムのような消耗品はありません。

STEP
隠し事があるキャラと話すと「サイコ・ロック」が出現
逆転裁判123 成歩堂セレクション

「サイコ・ロック」が出現すると、会話を続けることができなくなります。

解くには、錠前の数(写真は5つ)だけ選択肢に正解したり、適切な人物やアイテムを提示したりする必要がありますよ。

STEP
サイコ・ロックの一例
逆転裁判123 成歩堂セレクション

上記の写真は、「口止めをたのんだ人は?」という問いに対して、該当する人物を選んでいるシーンです。

錠前の数だけ正解すると「解除成功」。隠し事を話してくれて、事件の真相に近づきます。

あらためて探索パートをまとめると、下記のとおり。

  • 順番①:まずは探索・会話で事件を調べる
  • 順番②:得た情報をもとに「サイコ・ロック」を解いて、さらに情報を得る
  • 順番③:必要な情報が集まったら、法廷パートに進む

シンプルですね。
では、法廷パートも見ていきましょう。

法廷パート:事件の矛盾点を見つけて、真相を暴く

探索パートで必要な情報を全て集めたら、自動的に法廷パートに進みます。

STEP
まずは証人から事件の話を聞く
逆転裁判123 成歩堂セレクション

当時の行動やアリバイなどの話を聞きます。
何回でも聞けるので、ゆっくり考えましょう。

STEP
証言を「ゆさぶる」ことで、新たな証言を引き出す
逆転裁判123 成歩堂セレクション

証言中にボタンを押して「ゆさぶる」ことで、「詳しく聞く」「意見する」「反論する」などが行えます。要はツッコミを入れるって感じですね。
※「ゆさぶる」は回数制限なし、ノーペナルティ。

STEP
証拠品を「つきつける」ことで、新たな証言を引き出す
逆転裁判123 成歩堂セレクション

証言と証拠品に矛盾があると思ったら、証拠品を「つきつける」ことができます。
成功すると、新たな証言を引き出せますよ。
※失敗するとダメージを受けて、HPが0になったらゲームオーバーです。

STEP
選択肢で推理をする
逆転裁判123 成歩堂セレクション

これは定番ですね。
失敗が許されるシーンもあれば、ダメージを受けるシーンもあります。

STEP
「絵や写真のおかしい点」を指摘する
逆転裁判123 成歩堂セレクション

一枚絵を見て、証言・証拠品と矛盾する箇所をカーソルで選びます。
事件を理解しないと当てれないので、大変だけど面白いです。

STEP
上記を繰り返して、犯人を追い詰めると勝利
逆転裁判123 成歩堂セレクション

あとは会話を読み進めれば、1エピソードが終わります。

こちらもまとめると、下記のとおり。

  • 順番①:まずは証言を聞く
  • 順番②:怪しい発言を「ゆさぶって」、新たな証言を引き出す
  • 順番③:矛盾点を見つけたら、証拠品を「つきつけて」、新たな証言を引き出す
  • 順番④:②③を繰り返して、犯人を理詰めで追い詰める

ゲームの流れはこんな感じです。
長くなるので解説は以上にしますが、ゲーム性は伝わったかなと。

では感想に進みますね。

逆転裁判123の面白いところ

合計で3作品もあるので悩みつつ、、4つに絞りました。

  • その①:クセの強いキャラクターの会話
  • その②:真宵ちゃんがヒロインとして100点
  • その③:1〜3のシナリオの流れが最高
  • その④:飽きずに遊べるテンポの良さ

順番にサクッと話します。

その①:クセの強いキャラクターの会話

逆転裁判123 成歩堂セレクション

真っ先に思ったのは、「会話がめちゃくちゃ面白い」こと。コミカルな世界観、個性的なキャラが多いので、ずっと聞いていられます。

特に主人公のツッコミが面白いんですよ。雰囲気だけで会話を合わせたり、ノリツッコミをしたり、心の中でキツいツッコミをしたりと、プレイヤーを飽きさせません。

たとえば、3の敵検事「ゴドー」は、素性が全て謎、仮面を常時装着、セリフが詩的というクセの強いキャラで、人気が高いです。
あと、ヒロインの「真宵」、主人公の元恋人の「ちなみ」も凄く良い。良いキャラ多すぎですね。

ゲームに限らず、「良い作品はキャラがいい」ですよね。好きなキャラに出会えただけでも、遊んで良かったと思います😌

その②:真宵ちゃんがヒロインとして100点

逆転裁判123 成歩堂セレクション

「ヒロインの魅力」は遊ぶモチベーションに直結する要素。その点、真宵ちゃんは「最高」でした。

理由をざっと挙げると、下記のとおり。

  • 明るくてノリがいい、天然、機械に弱い
  • 基本はボケだけど、ツッコミもいける
  • 霊媒師という独自のポジション、実力は本物
  • トラブルメーカーで事件を引き起こす、巻き込まれる
  • 応援、ヒント、楽しい会話でプレイヤーをサポートしてくれる

スイマセン、多すぎですね。ざっくりと「主人公にぴったりのパートナー」「助けたい、応援したいヒロイン」という感じです。

それと、お団子ヘアー、和洋折衷な服装、天真爛漫な性格など「珍しいヒロイン」だなと。
個性的、魅力的、そして面白いので、「ADVにおける100点のメインヒロイン」だと思いました。

その③:1〜3のシナリオの流れが最高

逆転裁判123 成歩堂セレクション

全体を通して、シナリオの流れが本当に素晴らしいです。作品単体、1〜3の流れ、どちらも秀逸でした。

  • 逆転裁判1:初仕事、大きな事件を解決して、新人弁護士として一人立ちする
    →さらに「ライバル検事の過去」を深掘り。
  • 逆転裁判2:「弁護士とは何か」を問う事件を通じて、信念を確立する
    →さらに「ヒロインの一族の謎」を深掘り。
  • 逆転裁判3:過去の事件を乗り越えて、一人前の弁護士になる
    →さらに「主人公と先輩弁護士の過去」を深掘り。

ざっくりと言えば、上記のとおり。作品単体でも完成しているし、「1〜3で1つの作品になっている」という感じです。最高ですね。

どの作品も「1話の引き」と「最終話の盛り上がり」が良いので、続きを早く遊びたくなるんですよ。最初と最後が良いと、全体の満足度が上がりますよね。

なお、これからプレイする人は「絶対に3まで遊んでほしい」です。全ての謎が回収される最後の事件は、「推理モノでトップレベルの最終シナリオ」だと思いました。本当に凄いです。

その④:飽きずに遊べるテンポの良さ

逆転裁判123 成歩堂セレクション

本作は全14話構成。1話ごとに1つの事件が起きます。
各話は単体で完結しているので、「全14話のドラマ」のような感じですね。

1話あたりの平均は3時間くらいでして、丁度いいボリュームなんですよ。しかも毎回舞台が変わって、個性的な新キャラが多数登場するので、やめ時がありません。

たとえば、上記のスクショは「インコが証言台に立っている」シーン。どうやって尋問するんだ…とツッコミたくなります笑。

遊ぶ前は、裁判がテーマのADVなので、真面目な話が多いのかなと。実際はかなりエンタメ寄りのゲームで、嬉しい誤算でした。

逆転裁判123の気になったところ

古いゲームだから仕方ないとは思いますが、欠点にも触れておきます。

  • その①:1と3は面白い、2は微妙…?
  • その②:システム面が不親切、ダルい
  • その③:ツッコミどころの多い裁判

正直に話します。

その①:1と3は面白い、2は微妙…?

逆転裁判123 成歩堂セレクション

各作品に思ったことをまとめると、次のとおり。

  • 逆転裁判1:導入〜4話までのテンポ、シナリオの流れが良い。追加シナリオ「蘇る逆転」が大ボリューム・最大スケールで面白い。評価85点。
  • 逆転裁判2:全体的に高難易度、重い話が多い。4話構成(1,2は5話構成)。4話「さらば、逆転」の異色のシナリオは面白い。評価75点。
  • 逆転裁判3:ライバル検事のゴドー、主人公の元恋人のちなみが良い。最終シナリオ「華麗なる逆転」の大団円感が凄い。評価90点。

上記のとおり。

逆転裁判2は「高難易度」「シナリオが重い」ので、遊びにくさを感じました。ゲームオーバーが多くなることもあって、疲れるんですよね。

また、敵検事は「キツい性格」「何度もムチを振るう」という女性キャラ。見た目は可愛いけど、人を選びます。少なくとも、1と3の敵検事の方が魅力的でした。

ただし、2の最終話は文句なしに面白いです。「依頼人を追い詰める」という特殊な設定でして、主人公の弁護士として葛藤も見れて、素晴らしい話です。オチも良いですよ。

まとめると、「シリーズとしては異色作で面白いけど、単体の作品としてみると微妙」という感じ。3までクリアしてから振り返ってみると、評価が上がるかもしれません。

その②:レトロゲームゆえの不親切なシステム

逆転裁判123 成歩堂セレクション

不便に感じた点は次の3点。

  • その①:既読スキップ、バックログがない
    →スキップ機能はあり。多くの会話は聞き直せるので、ちょっと面倒な程度。
  • その②:ライフが減ると「ゲームオーバー→ロード」の連発になりがち
    →演出やリアクションはスキップできないから、同じ作業を繰り返すのが面倒。ライフが減るサイコロックも同様。
  • その③:調査パートで、調べ残しの場所が分かりづらい(ヒントなし)
    →シナリオを進めるフラグになる箇所を逃すと、総当たりで再調査する必要あり。そこそこ面倒。

元々がGBAのゲームなので、多少のUIの古さは仕方ないと思います。しかし、「既読スキップ」「バックログ」くらいは最低限欲しかったですね。

※なお、謎解きを全て自動で進める「ストーリーモード」を使えば、ほぼ解決します。しかし推理ゲームなので、なるべくは自力でやりたいかなと…。

その③:ツッコミどころのあるトリック、調査、証言

逆転裁判123 成歩堂セレクション

ネットの意見を見ても、リアリティのなさが気になる人は多いですね。

  • 「これ実際にできるの…?」と疑いたくなるトリック
  • 「そんな重要な箇所を見落とすな」と思う調査
  • 「必要な情報は最初にまとめて言ってくれ」と思う証言

特に気になったのは、重要な情報を後出しで言い過ぎなところ。
シナリオを引き延ばしている感じがして、シンプルにダルかったです。

毎回のように「そう言えば◯◯は××でした」「今思い出したんですが〜」と言われると、必要なことは最初に言ってくれと思っちゃいますね…。シナリオの都合上、仕方ないとは思いますが。

色々とツッコミどころはあるものの、ギャグテイストの世界観、エンタメ性重視のゲームなので、細かい点を気にしなければ大丈夫です。

※コナンや金田一でも、現実ではありえないトリックがありますよね。でも面白い。本作も似た感じでして、フィクションとして割り切れば、問題なく楽しめます。

こんな人におすすめのゲームです

逆転裁判123 成歩堂セレクション

逆転裁判に向いている人

  • ADV、推理ゲームが好き
  • キャラクターの掛け合いを楽しみたい
  • 逆転裁判シリーズに興味がある

世界観・キャラクターが圧倒的に良いので、基本的には「誰でも楽しめる」ゲームです。今興味がある時点で、向いていると思いますよ。

また、初めて遊ぶ推理ゲームとしてもおすすめ。自動で謎を解く「ストーリーモード」があるので、確実に挫折せず、最後まで楽しめるからです。

逆転裁判に向いていない人

  • 本格的な推理ゲームを遊びたい
  • コミカルなノリが苦手
  • 古いゲーム、システムが不親切なゲームが苦手

ぶっちゃけ、シナリオにリアリティを求める人には不向きかなと。

ただし遊んでいるうちに世界観に慣れたり、「あくまでも創作物」と割り切れたりできれば、楽しめると思います。

これから遊ぶ人へ伝えたいこと

逆転裁判123 成歩堂セレクション

クリア時間の目安は各10〜15時間

  • 逆転裁判1:約13時間
  • 逆転裁判2:約10時間
  • 逆転裁判3:約15時間

私の場合、クリア時間はざっくりと上記のとおり。
元がレトロゲームなので、どれも気軽に遊べるボリュームです。

なお、謎解きで詰まったり、ストーリモードで謎解きをスキップしたりすれば、クリア時間はかなり前後すると思います。

ダレる箇所はテキトーに進めてもOK

「推理モノだから、調査パートでは隅々まで調査して、会話をちゃんと聞いたほうがいいよね」と思うかも。

面倒に感じる場面は、てきとーに進めても大丈夫ですよ。
証拠品には説明文があるし、裁判パートで事件の流れをおさらいしてくれるので、気構えなくてOKです。

というのも、レトロゲームなので、「システムが不親切さでだるい」「ここのノリ・ギャグは合わない」と感じるシーンが必ずあると思うんですよ。少なくとも私はありました。

しかし、そこで合わないからやめるのはモッタイナイ、、、。遊んでいるうちにキャラに愛着が湧いたり、ノリに慣れてきたりするので、「ゆるく最後まで遊んでほしい」と思います。

気軽に遊べるスイッチ版がおすすめ

本作はスイッチ、PS4、Xbox、Steamで販売されています。つまり、ほとんどのハードで遊べます。

特にこだわりがなければ、携帯モードで遊べるスイッチ版がイチオシですよ。
操作性やグラフィックが要求されるゲームじゃないので、持ち運べた方が絶対に良いです。

私は最初だけTVモードで遊んで、あとはほぼ携帯モードで遊びました。
隙間時間に会話を読み進めたり、寝転がってのんびり遊んだりと、幸せでした😌

最後に:ぜひ遊んでほしい(1話だけでもOK)

「推理」「謎解き」という楽しみやすいゲームなので、まずは1話だけでも遊んでほしいですね。約1時間でサクッとクリアできますよ。

1話はチュートリアルを兼ねた簡単なシナリオ。
証言の矛盾点を指摘したり、証拠品から犯人を追い詰めていったりと、逆転裁判の面白さが詰まっていて、完成度が高いです。

価格も安いので、気になった方はぜひどうぞ。遊んだら、Xやnoteなどで感想を聞かせてください。気になるので、、、笑

※では、今回はここまでです。お疲れ様でした😌

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!