こんにちは、ミニマルです。
「ルイージマンション3」をクリアしたので、本音レビューします。
こんな疑問に答えます
「ルイージマンション3が気になっているけど、面白いかな?自分が遊んでも楽しめるかな?ゲームに詳しくて、クリアした人の本音レビューを聞きたいです。」
本記事の内容
- 遊んだ経緯:最初に1つだけ謝ります
- ルイージマンション3の良い・微妙なところ
- ルイージマンション3が合う人・合わない人
- 総評:探索好きなら遊ぶ価値あり
記事の信頼性、著者のプレイ状況
「ルイージマンション」シリーズは初見。
スイッチの任天堂タイトルに限ると、マリオワンダー、ヨッシー、ドンキー、カービィ、ゼルダ、ピクミンなどは既プレイです。
マリオシリーズでは、64とワールドが好きでした😌
ルイージマンション3の概要
発売日 | 2019年10月31日 |
---|---|
ハード | ニンテンドースイッチ |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
人数 | ストーリーモード:1〜2人 マルチプレイモード:最大8人 |
クリア時間 | 著者:約15時間 ネットの平均値:15〜20時間 |
開発元 | Next Level Games(任天堂の子会社) |
販売元 | 任天堂 |
遊んだ経緯:最初に1つだけ謝ります
本題に入る前に、、、スイマセン…。
ぶっちゃけ、購入前は次のように思っていました。
ニンテンドースイッチはマリオやカービィみたいな名作アクションが多いから、ルイージが主人公のゲームは後回しでいいかな…。
「ルイージマンション」ってなんか怖そうだし、イマイチどんなゲームか分からないし、3から遊ぶのも気が引ける。
ちょっとだけ気になるけど、いつか気が向いたときに遊ぼう…。
(このまま一生遊ばない予感)
そんな中、息抜きとして「変わったゲーム」を遊ぼうと思い、意を決して本作を購入。
実際に遊んでみると「探索や謎解きがメインで、他のマリオシリーズとは全然違うな。不満点もあるけど、個性的なアクションが面白い。早く遊べば良かったな」と、反省しました…笑。
ということで、本記事では過去の自分(または未プレイユーザー)に向けて、ネタバレ控えめでレビューします。
サクッと読めますので、是非です。
ルイージマンション3の良いところ
本題です。
良いところは、次のとおり。
- その①:独自のアクションが多くてワクワクする
- その②:豊富なモノを「キュポンッ!」と吸い込む快感
- その③:階層ごとにマップ・ギミックが異なるので、最後まで飽きない
- その④:ステージクリア型、適度なボリュームなので、スキマ時間に遊びやすい
- その⑤:任天堂らしい、安定したグラフィック・サウンド・世界観
テンポよく紹介します。
その①:オバキューム・グーイージなど、独自のアクションが多くてワクワクする
奇抜なキャラ、斬新なアクション、独特の世界観など、「個性的なゲーム」ってワクワクしますよね。
面白いエンタメが多い現代では、「その作品でしか楽しめない要素がある」ことが大切だと思います。
その点、ルイージマンション3は「独自のアクション」「それを活かした謎解き」が多くて最高でした。
独自のアクションが多くて楽しい(一例)
- オバケをつかまえる:
ライトをオバケに当てる→「オバキューム」で吸い付けて引っ張る→叩きつける(スラム)→HPが0になれば捕獲完了 - ライトが効かないオバケを吸い込む:
空気を噴射する「バースト」でオバケを驚かす、キューバンを発射する「キューバンショット」でオバケの装備を吸込み可能にする、吸い込んだモノを飛ばしてオバケに当てる - 相棒の「グーイージ」を操作する:
穴・鉄格子・ワナをすり抜けて謎解き・アイテム回収、ルイージを囮にしてお化けの後ろからライトを当てる - 見えない・絵に描かれたモノや扉を実体化する:
「ダークライト」を怪しい場所に当てる
上記のとおり。
どれも「新鮮な体験」だったので、現実を一時忘れて、夢中になって遊びました。
あくまでもライトなゲームなので、アクション性が極めて高いとか、謎解きが想像以上に面白い、とまでは言いません。
しかし、どのアクションも、オバケホテルの探索を引き立てる良い要素でした。
初プレイ〜クリア後に思ったこと
- 序盤:操作に不慣れなので、オバケや仕掛けにドキドキ
- 中盤〜終盤:オバケとの戦闘に慣れてきて、探索・謎解きに夢中
- クリア後:他では味わえないゲーム体験だったので、「このゲームを遊んで良かったな」と思えた
シンプルに、「オバケホテルの探索・謎解き」「脇役のルイージがマリオやピーチを救う」というだけでワクワクしましたw
定番のマリオキャラ+独自のアクション・世界観なので、老若男女を問わず楽しめるはず。
この懐の深さは、さすが「任天堂」だなと感心します。
その②:「キュポンッ!」と吸い込む快感、吸い込めるモノの豊富さ
「掃除機でゴミを吸い込む快感」を、基本アクションに盛り込んだのは(良い意味で)ズルいなと…笑。
というのも、戦闘でオバケを吸い込むとき、探索でお金やモノを吸い込むときに、いちいち「地味に気持ちいい音・感覚」があるんですよ。
スイマセン、伝わりづらいと思いますが、
掃除機の音「シューーーー⤴︎」
硬貨のSE「チャリンッ、チャリチャリンッ!」
テーブル「ガタガタッ」
皿「パリーン!」
カーテン吸い込み「キュポンッ!」
飛び出てくるオバケ「ウィーヒッヒww」
上記の感じで、色々なSEが鳴り響いて賑やかです。これが「謎の中毒性」になっているのか、どんどん進みたくなるんですよ。
それと、「ステージにあるモノはほぼ吸い込める」のも良い。てきとうに移動しながら吸っているだけで、お金やらゴミやらがゴチャゴチャと舞い散るので、音も画面も賑やかで楽しいです。
その③:階層ごとにマップ・ギミックが異なるので、最後まで飽きない
海や砂漠、城や樹海、レストランやショッピングモールなど、ワクワクするステージばかりなのは最高でした。
※「マンションってなんだっけ…?」と思いますけど…。
ステージとギミックの例
- 6階 キャッスルフロア:甲冑や盾持ちのオバケ、トゲ・弓矢・揺れる斧の罠、水車や昇降リフトの可動
- 7階 グリーンフロア:チェーンソーで草刈り、きのこを動かして大ジャンプ、大きなスイカを引っ張る
- 10階 デザートフロア:ピラミッドの探索、砂やオモリの量を調節する謎解き
- 11階 マジックフロア:トランプやヒモ鉄球、オバケ宝箱、重力がメチャクチャな部屋
上記のとおりで、舞台となる「ラストリゾート」は異世界のような不思議なマンションです。
おかげで次のフロアに進むたびに、「次はどんな世界で、どんなギミックがあって、どんな個性的なオバケが登場するんだろう」とニヤニヤできました。
その④:ステージクリア型、適度なボリューム(約15時間)なので、スキマ時間に遊びやすい
私のクリア時間は約15時間。ネットのレビューを見ると、「15〜20時間」がボリュームゾーンという感じ。
そして、ラストリゾートは「地上15階+地下2階」の合計17階です。
つまり、誰が遊んでも「1階につき1時間程度でクリアできる」計算。
フロアごとのステージクリア型ということもあり、「息抜きにちょっとゲームを遊びたいな」「時間が空いたから気晴らしをしたいな」なんて気分の時に、ちょうどハマります。
私はゲームを長期間積んでると、「ストーリーや操作方法を忘れて遊ぶのが面倒くさくなる現象」が起こります…。
その点、本作のアクションはシンプルかつ、ステージクリア型なので、そういう心配がなくて良かったです。
最近は「クリアする前にゲームに飽きてしまう人」が多いかなと。
本作は1時間ごとに新しいフロアで新鮮な体験ができるので、そういう方にもおすすめです。
その⑤:任天堂らしい安定したグラフィック・サウンド・世界観
下記の点は、「さすが任天堂」という感じです。
※厳密には、任天堂の子会社の“Next Level Games”が開発しています。
- グラフィック:スイッチの中では最高峰の高画質、動くモノが多くて画面が賑やか。
- フレームレート:滑らか、モノ・オバケが多いフロアでも安定。
- サウンド:豊富なSEが飛び交って楽しい。飛び抜けて良いBGMはないけど、全体的に良質。
- 世界観:異世界のようなホテル、個性的なオバケ、登場キャラの全てにユーモアがあって良い。
上記のとおりでして、シンプルに「ゲームとして完成度が高い」です。
特に「豊富なSE」「コロコロ変わるキャラの表情」「動くモノの多さと画面の賑やかさ」は素晴らしかったですね。
1つだけケチを付けるならば、フロアごとに面積も世界観も異なるので、ホテルっぽさは皆無です。
ルイージマンションでもホテルでもなく、「ルイージタワー」の方が正しいかなと。
※初代はマンションっぽいステージ構成だったそうです。
ルイージマンション3の微妙なところ
正直に話します。
- その①:謎解き・ボス戦がやや高難易度、ヒントが少ないので子供には難しい
- その②:お金・宝石を集める理由が少ない
- その③:ダッシュ・ムービースキップ無しなど、テンポがやや悪い
その①:謎解き・ボス戦がやや高難易度、ヒントが少ないので子供には難しい
本作はアクションは簡単ですが、「謎解きはやや難しい」という感じ。
ボス戦・一部の謎はノーヒントなので、不親切or理不尽に感じる場面がありました。
たとえば、ボス戦は倒し方が分からないと、戦闘がダラダラと長引きます。
「敵の行動をよく観察」すれば分かりますが、私には難しかったですね…。
※Amazonレビューでも30分以上戦ったという感想がありました。
なお、一定時間経つと、博士のオリマーがヒントをくれることがあります。
しかし、これも“説明が分かりづらい”場面があって、2回目のヒントが欲しいと思いましたね。
Amazonやファミ通のレビューでも同意見が見られるので、「子供1人で遊ぶには難しい」かもしれません。
その②:お金・宝石を集める理由が少ない
本作の収集アイテム・やり込み要素は、「お金」「宝石」「隠れテレサ」の3種類。 このうちお金と宝石は、モノを吸い込んだり、謎解きをしたりすると獲得できます。
収集要素の説明
- お金:「その場で復活できる金骨」「宝石・テレサの場所が分かるアイテム」を買える、エンディングに少しだけ影響
- 宝石:各ステージ6個、全部集めるとスペシャルアイテムがもらえる
- 隠れテレサ:各ステージ1体、捕まえるとギャラリーで鑑賞できる
上記のとおりで、「お金の使い道は復活アイテムorやり込み要素のヒント」しかありません。 そのせいで、お金が手に入っても嬉しくないんですよね…。
お金で買えるものを増やせば、探索時にお金を集めるモチベーションが上がったかなと。
たとえば、武器やステータスの強化とか、設定資料を見れるとかが理想ですね。
なお、本作は序盤からほぼ全てのアクションが使えます。
なので、ステージクリアの報酬は「次のフロアに進める権利」だけです。 これだと味気ないので、「お金を成長要素に絡めてくれれば…」と思わずにはいられません。
その③:ダッシュ・ムービースキップ無しなど、テンポがやや悪い
たとえば、下記の点です。
- ダッシュがない:シンプルにダルい、一度攻略したフロアはダッシュしたい
- スキップ機能がない:ボス戦の再チャレンジ時にムービーを毎回見る必要がある、エレベーターでフロアを移動する度に10秒以上の待ち時間がある
- 次の目的地が1行だけで説明される:次にどこに行けばいいのか分からなくて、ダレやすい
上記の点でテンポが悪いなと感じたのは、「オバケネコ」という敵の存在。
オバケネコはルイージのキーアイテムを盗んで、一度攻略したフロアに逃げるので、3つのフロアを再探索する必要があります。
そのときに「ダッシュがない、エレベーターの移動に時間がかかる、次の目的地が分からない」せいで、地味に面倒だなと…。
※しかもオバケネコは2回登場します。
ただし「フロアは狭いからダッシュは必須ではない」ですし、「エレベーターはロード時間」だと思えば許せます。 どれも致命的な欠点ではないので、人によっては気にならないかも、という感じです。
ルイージマンション3が合う人・合わない人
私がこんな友達にはおすすめする、という基準で選びました。
奥深いアクション・やり込み要素を求めるならば、避けた方が無難
正直に言うと、下記の方には合わないかなと。
- 奥深いゲーム性、やり込み要素を求める人
- ホラー要素を求める人
- ゲームが苦手な低年齢の子供(2人プレイならOK)
本作はホラーテイストなだけで、恐怖感や驚かし要素はありません。
謎解きの難易度以外は「子供でも楽しめるゲーム」なので、コアなゲーマー向けではないですね。
シンプル操作の3Dアクションゲームが好きならば、買って後悔はしない
あなたが下記に当てはまるなら、ぜひ遊んでほしいですね。
- 任天堂のアクションゲーム・マリオシリーズが好きな人
- スキマ時間に遊べるゲーム、気軽にクリアできるゲームを探している人
- 2人プレイで盛り上がるゲームを探している人
「シンプル操作の3D探索・謎解きゲーム」なので、年齢・性別を問わず楽しめるゲームなのは間違いないです。ぶっちゃけ、マリオシリーズの世界観が苦手じゃなければ、迷ったら遊べばOKです。
総評:探索好きなら遊ぶ価値あり
最後にまとめると、オバケホテルの探索・謎解きが新鮮で、めっちゃ楽しいゲームでした。
これだけ遊び心があるゲームは、任天堂以外ではほぼ作れないと思います。
迷ったら遊んでほしい理由3選
- その①:掃除機アクション、2Pキャラのグーイージ、オバケホテルの探索など、非常にユニークなゲームである
- その②:動かせるオブジェクトが多くて、グラフィック・SEが賑やかで楽しい
- その③:1フロア1時間弱、クリアまで15時間程度だから、スキマ時間に遊んでもクリアできる
上記のとおり。
「オバケホテルの探索+掃除機アクション」という珍しいゲームなので、ゲーマーならば一度は遊ぶ価値があるかなと。今振り返っても、本当に良いゲームでした。任天堂に感謝です。
では、今回はここまでです。
お互いに色々なゲームを楽しみましょう😌