こんにちは、ミニマルです。
「マルコと銀河竜」をクリアしました。
ADVとしては異例の「1000枚以上のCG × カートゥーンアニメ」を使った作品です。ずっと前から遊びたかったんですよね。
しかもアニメ化もした「ノラと皇女と野良猫ハート」のスタッフということで、期待大でした。キャラデザも同じなので、女の子が凄く可愛いです😌
結論から言うと、遊んで本当に良かったなと。 「膨大なCG(スチル)」「ジェットコースターのような急展開」のコンボにワクワクしまくりで、ADVの新しい可能性を感じました。確実に、唯一無二のADVです。
一方で、シナリオは「期待通り」という感じ。笑って泣ける展開が多いけど、「7〜8時間でクリアできるから大きな感動はない」かなと。
良ゲーだけど、神ゲーまではいかない…ですね。
本記事の流れ
- ①ゲーム紹介:概要、特徴、シナリオ
- ② レビュー:良い・気になった点、合う・合わない人
- ③ これから遊ぶ人へ:遊び方、販売サイト
「ゲーム内容→感想→有益な情報」の順番が分かりやすいかなと。なので、上記の流れでサクッと書きました。
※本記事では、まだ未プレイの方に向けて、ネタバレ控えめでレビューします。ゲームを選ぶ際の参考になればと思います😌
OPはこちら(クオリティが高いです)
公式サイト、販売ページはこちら
マルコと銀河竜とは

最初にゲームの簡単な紹介です。
「マルコと銀河竜」は、2020年にPCで発売されたADV。 後述する特徴を除けば、「文章(シナリオ)を読んで、選択肢で分岐をして、エンディングを迎える」という一般的なノベルゲームです。
次に開発スタッフは、「ノラと皇女と野良猫ハート(通称ノラとと)」と同じ。ノラととは「アニメ化」「萌えゲーアワード2017大賞」の大ヒット作品なので、本作への期待も大きかったですね。
補足すると、アダルトゲームのノラととは「HARUKAZE」、一般向けゲームの本作は「TOKYOTOON」というゲームブランドから発売されています。つまり名義は違うけど、会社やスタッフは同じです。
※リンクは公式サイト。
なお、マルコと銀河竜は2022年にスイッチに移植済み。ノラととはスイッチ、PS4の2機種で遊べます。気になる人はチェックしてください。
マルコと銀河竜の特徴:4つあります

本作が他のADVと異なるのは、次の4点ですね。
- その①:CG(スチル)を1000枚以上使用
- その②:カートゥーンアニメを使用
- その③:7〜8時間程度の短編
- その④:美少女ゲームのような可愛い絵柄
その①:CG(スチル)を1000枚以上使用
公式Youtubeに序盤のシーン(2分弱)↑があるので、それを見るのが一番分かりやすいかなと。
※てきとうに飛ばして見てもOKです。
一応説明すると、本作は1000枚以上のCGを使っているため、「紙芝居」のように絵がコロコロと変わっていきます。
たとえば「①敵が登場する→②主人公と敵が対峙する→③主人公の表情のアップ」でそれぞれにCGがある感じ。
また「①キャラが寝ている→②立とうとする→③立っている」のように、一連の動きにCGがある場合もあります。
普通は1シーンで1枚のCGを使うので、「今のテキストとCGが一致していない」ことがありますよね。 本作は「今のテキストごとにCGが用意されている」ので、キャラの状況が把握しやすいです。
その②:カートゥーンアニメを使用
こちらも公式Youtubeの動画(2分強)↑を見るのが良いと思います。序盤のシーンなので、ネタバレにもなりません。
アニメの特徴は3つ
- 特徴①:アニメはOPを含めて合計で10個
→プレイ時間を考えると、約1時間弱で1個のアニメが入る - 特徴②:アニメは本編の途中でたまに入る
→プレイヤーを飽きさせない設計 - 特徴③:移動、戦闘が多いシーンに使われる
→アニメにした方がテンポが良い、分かりやすくなるシーンに使われる
上記のとおり。アニメがあるおかげで「単調にならず、戦闘シーンが分かりやすい」です。プレイヤーとしては、良いこと尽くめですね。
その③:7〜8時間程度の短編

これは見出しのとおりで、本作はサクッとクリアできるボリュームです。
私のクリア時間は7〜8時間程度。Steamの他のプレイ時間を見ても、平均すればほぼ同じでした。
製作者のインタビュー記事でも「製品版のボリュームについては10時間前後ぐらい」と言っています。なので、ほとんどの場合で「プレイ時間は5〜15時間に収まる」と思いますよ。
その④:男性向けの絵柄、シチュエーション

本作は「一般向け」かつ「ハートフルコメディ」です。しかし下記の点から、基本的には男性向けのゲームです。
- メインキャラはほぼ女性
- 女性キャラが可愛くて、スタイルもいい
- 水着、お風呂などの「サービスシーン」あり
前述のとおり、スタッフは「ノラとと」と同じ。なので、美少女ゲームの絵柄やシチュエーションが好きな方は楽しみやすいと思います。逆に女性には合わないかもしれないので、注意です。
マルコと銀河竜のシナリオ

あらすじ、シナリオも超簡単に紹介しますね。
20〜30秒程度で読めます。読み飛ばしてもOKです。
簡単なあらすじ
主人公は、記憶喪失の孤児少女「マルコ」。 彼女は、銀河を旅するドラゴン「アルコ」とコンビを組み、宇宙中で宝探しをして暮らしています。 ある日、マルコは“母親の手がかり”と思われる写真を見つけます。そして、その写真を頼りに、二人はマルコの故郷――「地球」へ向かうことに。 時を同じくして、マルコは偶然手に入れた謎のお宝「トカゲ石」のせいで、「地球人・宇宙人によるトカゲ石争奪戦」に巻き込まれることに。 物語は「ドタバタ宇宙コメディ」から、「壮大なSF冒険劇」へ加速していきます。
上記のとおり。「地球で母親を探していたら、宇宙規模のお宝争奪戦に巻き込まれる話」という感じ。スペースコメディって感じですね。
あと1点だけ補足したいのが、「ハクア」「シーラ」という重めの設定のメインキャラの存在。
主に「バトル+シリアス展開」を担っており、「緊張感のあるシナリオ」になっています。

整理すると、話の軸は3つあります
- その①:記憶喪失の孤児・マルコと、銀河を統べるドラゴン・アルコが、地球で母親を探す話。
- その②:銀河に1つしかない希少なお宝・トカゲ石を巡って、地球人・宇宙人が争う話。
- その③:「銀河征服を狙う父を持つ娘・ハクア」「ハクアたちに惑星を滅ぼされた娘・シーラ」の2人の話。
上記のとおり。
①で「人情話、感動モノ」、②で「バトル、ドタバタコメディ」、③で「成長物語、青春ドラマ」など、色々な要素を盛り込んだシナリオです。
これ以上説明すると長くなるので「割愛」しますが、「先が読めなくて面白い話」ですよ。難しい話ではないので、ぜひ遊んでほしいですね。
マルコと銀河竜の良いところ:5つ

- その①:膨大なCG、アニメを活用した「テンポの良さ」「分かりやすさ」
- その②:「美少女×ギャグ×ハチャメチャな展開」で何も考えずに楽しめる
- その③:最後には(そこそこ)感動できる王道のシナリオ
- その④:CGのクオリティが高い(CGモードあり)
- その⑤:女の子がとにかく可愛い
5つもあるので、テンポよくいきます。
その①:膨大なCG、アニメを活用した「テンポの良さ」「分かりやすさ」

これが本作最大の強みかなと。普通はテキストで状況を説明するところを、CGで説明しているので、テンポが抜群に良いです。
たとえば、上記の写真は「ただの日常シーン」。普通ならCGを使わない箇所ですよね。
しかし本作はCGがあるので、「主人公が立ちながら、寝ているアルコに話している」「アルコの寝相、ラフな服装からマイペースな性格っぽい」ことがすぐに分かります。
開発者のインタビュー
はと:セリフ重視でいきたいからテキストの無駄を削りたいというのが元々あって、その無駄を廃した結果、CGを増やさざるを得ないというのがありました。
IGN:インタビュー記事
上記のとおり。「テキストを減らすために膨大なCG、アニメを使った」ので、テンポがいいわけですね。完全に狙い通りです。
一般小説は読めないけど、セリフが多い「ラノベ」「なろう小説」なら読めるって人は多そうですよね。本作はそういう人でも、気軽に遊べる魅力があります。
その②:「美少女×ギャグ×ハチャメチャな展開」で何も考えずに楽しめる

これはもう見出しのとおりですね。
あえて説明すると、次の感じかなと。
- 宇宙人、ロボット、銀河竜、銃火器など、何でもありの世界(魔法はなし)で、
- 「地球人・宇宙人によるトカゲ石争奪戦」というドタバタ展開を、
- 1000枚以上のCGとアニメで分かりやすく、
- 美少女たちがハイテンポのギャグを交えつつ進行するので、
- 「深く考える必要がない」「会話とCGだけでも楽しい」
上記のとおりでして、プレイヤーをひたすらに楽しませてくれる作品です。ここまでエンタメに極振りしていると、感心すら覚えます。
「シナリオを深く考察したい」みたいな人には不向きかもしれませんが、「純粋に楽しませてくれるシナリオが良い」という人には最高ですね。
その③:最後には(そこそこ)感動できる王道のシナリオ

本作のメインテーマを1つ挙げると「家族」です。メインキャラは「家族」に難を抱えており、どう乗り越えるかを描いた物語になっています。
※マルコ=母親探し、アルコ=孤独、ハクア=父親が嫌い、ガルグイユ=家族がいない
そんな作品だけあって、基本的には「笑って泣ける良い話」です。王道のテーマだからこそ、「ハチャメチャな展開」をいくらしてもシナリオに一貫性があるわけですね。
ぶっちゃけ、ボリュームが少ないので「劇的な感動はない」です。しかしクリア後に遊んで良かったと思える「良いシナリオ」でした。
その④:CG、BGMのクオリティが高い(鑑賞モードあり)

1000枚以上のCGを使っていると聞くと、「差分CGの量でごまかしている」「低クオリティのCGで量を増やしている」と思うかも。
しかし、本作は差分なしのCGがほとんどです。「描き込み量が多くてカッコいいCG」もあれば「デフォルメ絵で可愛いCG」もあって、文句がありません。
BGMも「約70曲」と気合が入っています。しかも8bitサウンドからクラシックアレンジまであり、こちらも最高でした。サントラが欲しいくらいです😌
ちなみに「鑑賞モード」もあって、CG・BGM・アニメを見返せます。ADVには定番の機能ですが、約1000枚のCGギャラリーは本当に凄い…。見ているだけで楽しいですね。
その5:女の子がとにかく可愛い

萌えゲーアワード大賞の「ノラとと」と同じスタッフだけあって、女の子は非常に可愛いです。特別良いキャラがいるというよりは、全体的に平均点を超えてくる感じ。
さらにセリフが多くて、テンポの良い会話が特徴のシナリオなので、キャラがいきいきと動いている印象を受けました。どのキャラも魅了的でしたね。
序盤にも書きましたが、選択肢によって水着、お風呂のサービスシーンがあるのも良し。上記にCGを1枚だけ使いましたが、あとは遊んだときに楽しんでください。
マルコと銀河竜の気になったところ

- その①:王道で手堅いけど、期待を超えないシナリオ
- その②:ADVとして面白いかと言われると…?難しい…?
- その③:後半の息切れ感?ラスボスがしょぼい?
- その④:スイッチ版の一部の動作が重い
正直に話します。
その①:王道で手堅いけど、期待を超えないシナリオ

前述の良いところでシナリオを挙げたばかりですが、正直に言うと、「CG・ BGM・アニメが凄いから、シナリオも期待値を超えて欲しかった」です。
というのも、商品ページ、OP、導入のシーンで期待値が上がっちゃったんですよね。「凄い、これが新世代のADVか…」みたいな。
純粋なシナリオの評価で言うと、「80点〜88点くらい」。キャラや設定はぶっ飛んでいますが、基本的には王道。ご都合主義でキャラが生きていたり、説明不足な点があったりと、完璧ではありません。
※理想を言えば「キャラ・シナリオが最高」なうえで、「CG・アニメも凄い」作品であってほしかったなと。他のレビューを見ても、本作の評価は「CG・アニメが凄いADV」にとどまっている印象です。
その②:ADVとして面白いかと言われると…?難しい…?

遊んでいて思ったのが、「確かに面白いけど、これはADVとしての面白さなのか?」「ゲームじゃなくてアニメでもいいのでは?」ということ。
ADVなので、「自分のペースで読み進められる」というメリットはあります。しかし「選択肢による分岐」「深い心理描写」がないので、ADVのジャンルが持つ魅力は少ないと思いました。
「アニメでもいいかも」と思った理由
- ほとんどのシナリオはマルコ(主人公)視点で進む
- 選択肢は1つだけで、エンディング分岐なし
- 地の文が少なくて、CGとセリフが多い
余談ですが、全編フルアニメーションの「STEINS;GATE ELITE」を遊んだときも「なんか違う感」がありました。「グラフィックが豪華になる≠面白くなる」なんだなと。
普通のADVやラノベのように「たまにCG(挿絵)があって、あとは想像で補う」方が良いケースも確実にあるので…CGの枚数は難しいですね。
その③:後半の息切れ感?ラスボスがしょぼい?

後半はシリアスな展開が多いせいか、テキストが多くて、CGが少なく感じました。「テンポが落ちて普通のADVに近づいた」って感じですね。
あと残念だったのは、ラスボス(名前は伏せます)の最期をカートゥーンアニメで描いたこと。クオリティも低めに感じたので、イマイチ盛り上がらなかったな…と思いました。
「テンポの良いシリアスシーン」は難しいだろうなと思いつつ、できれば前半のスピードのまま、エンディングまで駆け抜けてほしかったです。
その④:スイッチ版の一部の動作が重い

見出しのとおりでして、スイッチ版の動作が明らかに重いです。
- 既読スキップのスピードが若干遅い
- 鑑賞モードのCGギャラリーが若干重い
- CGが入る一部のシーンで、ボタンを何度か押さないと反応しない
上記のとおり。最適化不足ですね。致命的な欠陥ではないですが、スイッチ版を遊ぶ際は注意してください。
※スイッチライト、スイッチ(有機EL)スイッチ2の3機種で試しました。どれも動作が同じくらい重いです…。
こんな人におすすめのゲームです
マルコと銀河竜をおすすめしたい人

- ADVが好き、もしくは興味がある人
- ADVを普段遊ばない人
- 何も考えずに楽しめるADVを遊びたい人
- 短時間で楽しめるゲームを探している人
一番おすすめなのが「ADVが好きな人」ですね。評価は分かれるかもしれませんが、次世代のADVを遊んでいる実感が持てて、知見が広がると思います。
あとは正直に言うと、「意欲的で面白いADVだから、迷ったら遊んでほしい」です。それに、短編で良質なADVって少ないんですよね。
マルコと銀河竜をおすすめできない人

- 重厚なシナリオを楽しみたい人
- 恋愛、百合シーンに期待する人
- 男性向けの絵柄、シーンが苦手な人
「完成度の高いシナリオ」を求める人には合わないかなと。ノリと勢いを重視したシナリオなので、ご都合主義、説明不足な点は多少あります。
あと恋愛要素はありません。女の子ばかりだけど、百合要素も薄いです。「笑いたい、感動したい人向けのADV」なので、ご注意ください。
これから遊ぶ人へ伝えたいこと

テンポ重視で、サクサク遊んだ方が楽しめる
「テキストを減らすために大量のCGを使った」というコンセプトなので、明確にテンポを意識したシナリオです。なので細かい点は気にせず、勢いでどんどん読み進めた方が楽しめますよ。
おすすめは「4時間×2日」「2〜3時間×3日」くらいで一気に遊ぶこと。その方が、ハチャメチャな展開を受け入れやすいです。
あと選択肢が1つしかないので、分岐やセーブデータの管理も全く気にしなくてOK。シナリオを純粋に楽しみましょう。
遊びやすいPC版 or コスパの良いスイッチ版
販売サイトは下記のとおり。
- ニンテンドーストア(スイッチ版):2,480円、動作が重い
- Amazon、楽天(DVD版):3000円弱、DVDドライブが必要
- FANZA(DL版):7,800円、10%以上のポイント還元あり
- Steam(DL版):7,800円
※2026年5月時点の価格です。
気軽に買えるのはスイッチ版ですね。しかし「動作が重い」ので、お金に余裕があればPC版がおすすめです。
個人的には、PC版でポイント還元のある「FANZA(DMM)」が良いかなと。DL版なので、すぐに遊べますし、紛失の恐れもないです。
※私は美少女ゲームはFANZAかDLsiteの安い方。一般ゲームはSteamにまとめています。
あとDVD版でもよければ、Amazonや楽天で買うのがコスパいいですよ。クリア後に売れば、最も安上がりかつ、快適に遊べます。
余談:スイッチ版にないCGがFANZAのサンプルにある?

FANZAの販売ページを見ると、サンプル画像に「スク水」や「下着」のCGがあります。しかし、スイッチ版にそのCGはなかったなと…。
※少なくともギャラリーモードにCGはなし。間違っていたらスイマセン。
マイニンテンドーストアの販売ページに「※PCオリジナル版とは一部演出が異なります」とだけ説明があるんですよ。
スイッチ版はレーティングの関係でCGを削ったのか、もしくはイメージ画像専用のCGなのか、謎です…。
たぶんイメージ画像専用だと思いますが、迷ったらPC版の方がいいかもしれません。調べても情報がないので、あくまでも余談です。
最後に:ADVが好きな人はぜひ遊んでほしい

「CG1000枚以上×カートゥーンアニメ」という唯一無二のADVなので、遊べば、何かしら発見があると思います。
本作の評価が分かれそうな点
- CGが多くて良い or CGは適度でいい
- こういうADVもあり or これならアニメでいい
- ずっとハイテンポで面白い or テンポが落ちてもいいから、設定やキャラを深掘りしてほしい
- このクオリティなら値段以上 or ボリュームの割に値段高すぎ
上記のとおり。「絶対に楽しめるからおすすめ」というよりも、「何かしら知見が得られるからおすすめ」という感じですね。
※個人的には面白かったし、世間的な評価も高いです。
それにサクッとクリアできるので、積みゲーになることもないです。なのでADVが苦手じゃなければ、ぜひ遊んでほしいなと思います。
長くなったので、今回はここまでです。
お互いにゲームを楽しんでいきましょう😌

