ゲームブロガーの見習い!
ミニマル( @minimal005)です。
発売から半年ほど遅れましたがついに
【ポケットモンスターソード】
をクリアしました!
私がポケットモンスターシリーズを遊ぶのはニンテンドーDSのホワイト2以来…。
歳と共にポケモンを楽しめるか不安に思う人は多いのではないでしょうか?

ゲーム好きにとっては、ポケモンを楽しめるかどうかが子供と大人の境界!
昔のように無邪気にポケモンを楽しめたかと言えば微妙ですが、進化やキャラの魅力を感じて十分に楽しむことができました!
良かったところもあれば微妙なところもあったので、感じたことを率直にレビューしていきます。
ポケットモンスターソードの概要
クリア時間 | 本編:約25時間 クリア後シナリオ:約2時間 |
ジャンル | RPG |
CERO | 全年齢対象 |
開発元 | ゲームフリーク |
発売元 | 株式会社ポケモン |
販売元 | 任天堂 |
発売日 | 本編:2019年11月15日 鎧の孤島(DLC):2020年6月17日 |
ポケットモンスターソードの良いところ
序盤の凄まじいワクワク感

私はRPGの醍醐味は『ワクワクする冒険』だと思っています。
個性豊かな仲間を増やしていき、砂漠や雪降る街なんかを旅して…長い苦労の末にラスボスを倒すのがもう最高なんですよね!
ポケモンソード(シールド)は熱狂溢れるスタジアムから始まり、序盤から攻撃が一切効かない伝説のポケモン『ザシアン』が登場。
そして強敵が現れるワイルドエリア、個性豊かな面づらが揃ったジムリーダーなど、開始数時間はとにかくワクワクしっぱなしでした!

序盤の盛り上げ方が本当に上手い!



特にこのシーンの興奮がヤバかったです!!
ワイルドエリアのおかげで可愛い・カッコいいポケモンをすぐに見られるのもやる気を引き立てますよね。
中盤以降も普通に面白いですが、話が盛り上がり辛い序盤にこれから凄まじい冒険が始まる!!と思えたのは素晴らしかったです!
街やマップの雰囲気

本作からハードがスイッチに移ってグラフィックが向上したこともあり、ガラル地方の世界観の良さはシリーズNO.1だと思いました!
例えば以下のような街です。
- 工業都市エンジンシティ
- 森の奥にある幻想的な都市アラベスクタウン
- 薄暗いスラム街のようなスパイクタウン
- ガラル地方最大の計画都市シュートシティ
上記の街に初めてたどり着いた時の興奮は異常でしたね。これ本当にポケモンの作り込みかと疑っちゃうくらい。
街中の家やホテルの各部屋にも入れて、会話付きのNPCがしっかり設置されているので、隅々まで探索し尽くしちゃいましたw

ガラル地方の景観をずっと眺めていたい!
ポケモンとのスローライフ

キャンプ中にポケモンと遊んだりカレー作りをしたりできるのは非常に好印象でした。回復と経験値稼ぎを兼ねているのもグッド!
本作は可愛いポケモンがあまりにも多すぎて、ポケモンよりも私が夢中になって遊んでいましたw

写真のマラカッチとニンフィアが尊い。あと後ろはチラチーノ!
そしてDLC1弾「鎧の孤島」を購入すると昔のピカチュウ版のように連れ歩きも可能になるんですよね。
可愛いポケモンを捕まえて、キャンプでのんびり遊んで、一緒に冒険して…時間を忘れてのんびり遊ぶのが最高に楽しいです!
キャラメイクの豊富さ

本作のキャラメイクの自由度の高さにはみんな驚いたはずw
1回3000円で行えるヘアアレンジ
・髪型が11種類
・前髪が4種類
・ヘアカラーが13種類
1回1000円で行えるメイクアップ
・眉毛が3種類
・眉毛の色が13種類
・まつげが3種類
・瞳の色が19種類
・口紅が8種類
着せ替えアイテム
・トップス
・ジャケット
・パンツ
・ワンピース
・ソックス
・シューズ
・リュック
・ハット
・メガネ
・グローブ
可愛い系か綺麗系か。それともストリート系か不思議ちゃんか…。見た目に拘っているだけで時間が過ぎて楽しかったです。
好きなキャラでポケモンの世界を冒険できるってだけで最高ですよね。古参ユーザーほど嬉しい要素かも!


結局よく分からない格好になりましたw
でも可愛いからヨシ!
ストレスフリーな設計

本作は秘伝マシンの廃止、経験値の全配分、オートセーブなど、システム面はあらゆる面でストレスフリーに設計されていましたね。
他にもソニアがよくアイテムをくれる、敵キャラとの対戦前に確認が入る、対戦後は回復してくれるなど、至れり尽くせりの超優しい設計です。
レベル上げも非常に簡単。ワイルドエリアのダイマックスポケモンを倒して入手できる「けいけんアメ」を使えばすぐに70レベルくらいには到達できました。
古参ユーザーからすれば賛否両論あると思いますし、私も戦闘難易度の低下はマイナスポイントだと思っていますが、システム周りが優しくなったことに限ればストレスフリーで嬉しかったです!

子供でもクリアできるように、既存の面倒な部分を徹底的に排除した感が伝わってきました。
ポケモンのデザイン

ポケットモンスターシリーズは新作が出るたびにデザインが微妙と言われますよねw
私も思い入れがある昔のポケモンの方が圧倒的に好きですし、本作の御三家は正直微妙だと思います。
しかし完全に主観ですが、総じて見るとガラル地方のポケモンのデザインには肯定派です。序盤ではクスネやウールー、中盤ではマホイップやドラパルドが大好きで愛着が持てましたw
過去作のポケモンも多数登場するので、誰が遊んでも気に入るポケモンが見つかると思いますね。DLCで一気に増えましたし!
ちなみに昔は日本人の「にしだあつこ」さんがポケモンのデザインを担当していて、途中から海外の人に変更されたらしいですね。日本人の感性に合わない理由はここかも!

最近が微妙過ぎて本作が相対的に良く見える。
本編最後の展開は胸熱

私が感じた終盤の胸熱展開は以下の通りです。
- ジムリーダー同士が争うファイナルトーナメント
- ビートの復活と乱入
- 大企業マクロコスモスとの対立
- 社長秘書オリーブの性格の激変とバトル
- ガラルポケモンリーグの委員長ローズとのバトル
- ブラックナイト「ムゲンダイナ」登場
- ザシアンとザマゼンタの協力
仲間側との対決、伝説ポケモンの協力、新伝説ポケモンの登場などは予想していたとは言え面白かったですね!
特に本気を出したジムリーダーと再戦するファイナルトーナメントは激アツ。
本作はキャラの魅力が良いため非常に燃える展開でした!

ボスラッシュ大好きなのでファイナルトーナメントは過去一に大好きな展開です。
クリア後最後のホップとのバトル

本作の締めを飾るのはライバル「ホップ」とのポケモンバトル。
周りが自分の道を進む中迷っていたホップの様子が描かれて、ポケモンを倒す度にセリフが入ります!
ホップ「主人公もソニアも自分の道を進んでるだろ?オレだけ置いてかれてるみたいであせってたんだ!」
ホップ「オレも誰かの役に立てるってわかった!」

場所が最初に伝説ポケモンと出会ったまどろみの森なのも素晴らしい。

何よりも共感できたのが「決着をつけたいのにずっと勝負を続けてたい…」というセリフですね。
このポケモンバトルが終わったらこのゲームは終わるんだなと感慨深くなった私の心情と完全に一致しました…
このバトルを通じてホップの成長が分かり、登場人物全員に成長や進展があったため、本作を最後まで遊んだ甲斐があったってもんです。

最高の締め方はまさに大団円でした。
ポケットモンスターソードの微妙なところ
本編中の伝説ポケモンのシナリオが邪魔

本作のシナリオの評価はネットを見る限り微秒。私も伝説ポケモンを巡る2人の英雄伝説には全く興味が持てませんでした…
例えばルビーサファイアでは敵であるマグマ団とアクア団の目的と、陸と海を象徴する伝説ポケモンが密接に絡んできます。
しかし本作の伝説ポケモンのシナリオはガラル地方の歴史について。
ルビサファは“未来の話”に対して、本作は“過去の話”なんですよね。ここが興味を持てなかった理由だと思います。

ポケモン育成とジム戦が楽し過ぎて、伝説ポケモンのシナリオが割り込んで来るのが邪魔でした。

クリア後に唐突に登場する「王族の末裔ソッド&シルディ」も賛否両論。キャラの魅力はありませんが、こっちのシナリオに関しては悪くないと思いましたね。
伝説ポケモンではなく王族がガラル地方の救世主であると歴史改変を企み、ザシアンとザマゼンタを暴走させるのは展開として非常に面白いです。
そのため伝説ポケモン関連のイベントは全てクリア後にまとめてほしかったですね。
本編中は過去の話よりもチャンピオンを目指すのに集中したかったのが本音です。
ダイマックスの演出が長い

本作からの新要素であるダイマックス。巨大化は迫力があって好きですけど、如何せん演出が長くてダルかったです。
ジム戦では確実に1回は使われるし、ワイルドエリアでのレベル上げにはダイマックスポケモンとのバトルが必要なので大きく不満でした。
オフラインで遊ぶ時くらい演出スキップ可能にしろよって意見ですね。なんで技のエフェクトは飛ばせるのにダイマックスはダメなのか…。

最近のゲームはどれもテンポが良いので気になっちゃいます。
難易度が低すぎる

本作は難易度変更が不可能にも関わらずかなりの低難易度。私が遊んだポケモンシリーズの中では歴代で一番簡単でした。
ポケモンは子供向けなので仕方ないんですが、RPGなら難易度調整可能にして大人でも楽しめるようにしてほしかった!
ろくにレベル上げをしてないのにルリナ戦を全てワンパンでKOしちゃった時はさすがにビビりましたねw

RPGというかADVゲームみたい。
ポケットモンスターソードの好きなキャラ
正統派主人公のホップ

私は女主人公を選択したのでメインのライバルは熱血キャラの『ホップ』。正直言えば最初は性格が苦手でしたが、終盤になると好感の持てる良い熱血キャラでした!
ホップは台詞回しがとにかく主人公らしいんですよね。絶対に最後まで諦めず、勝負を楽しむ姿勢はどこか見習うべきものすら感じます。
私が好きなホップのセリフ4選
ホップ「頼むぞ!いまのオレがほしいのは勝利なんだ!」
ホップ「追い詰められた?いや!ここから勝つのが最強だぜ」
ホップ「ギリギリ!ギリギリの勝負がオレたちの好きな戦い方!」
ホップ「ピンチ?違う違う!ここからオレが勝つのが最高なんだよ!」
ポケモン勝負中にこういった熱いセリフが入るのは盛り上がる良い演出だと思いましたね。
あと御三家を選ぶ際にはタイプ相性が悪いポケモンを選んでくれたり、対戦前には律儀に回復させてくれたりするところも好きですw

私も勝利とか最高とか最強って言葉が大好きです!
ギャル博士のソニア

高齢のマグノリア博士に代わって実質的な博士枠を担当したソニア。
私の初見の印象は「ギャル」で、ゲームフリークも大きいお友達を狙ってるなぁと邪推しましたw
実際は何かにつけてアイテムをくれる過保護なお姉さん。ポケモン博士の中では最年少の可能性があり、シリーズ屈指の超優秀人物ですね。
お洒落な見た目と姉御肌な性格がめっちゃ好かったです!

ソニア「まだ ピチピチだし!」

弄られてる時が可愛すぎる!
噛ませ犬のビート

サブライバル『ビート』はプライドが高く上から目線の強キャラ設定。
ライバルキャラにも関わらず懲戒処分を受けてリタイア…
その後はジムリーダーになり、ファイナルトーナメントに乱入という大番狂わせをしてくれました。

しかし本作のストーリーは難易度が低いためクソ弱かったです…

ポプラに魅入られた後はエスパータイプからフェアリータイプに変えたのも衝撃的でしたね。
男勝りのマリィと女性っぽさを持つビート。どちらも現代のポケモンらしいユニークなキャラでした。

人気があるかは微妙だけど、本作において必要な存在ではありました。
方言が可愛いけんのマリィ

サブライバル『マリィ』は剃り込み入りの黒髪ツインテというロックな女の子。
博多弁訛りはギャップがあってクソ可愛いけんね!!

方言女子は超刺さります。
さらにエール団という悪役ポジションを仲間にしているにも関わらず本人は至って常識人。
普通にめっちゃ良い娘なんですよね。当然好きです。
哀愁のネズ

ロックなバンドマン、マリィの兄、妹思い、昔ながらのダイマックスを使わない戦い方など、好きにならざるおえない魅力的なキャラでした。
クリア後ストーリーでは主人公たちに最大限協力してくれましたし、ジムリーダーの中ではキバナさんの次に人気がありそうです!

ネズ「ネズにはアンコールはないのだ!歌も!技も!ポケモンも!!」

歌ってる時のカッコよさはキバナに引けを取らないです!
にほんばれよりも熱い男キバナ

ドラゴンタイプ天候パ&ダブルバトルという個性的な戦い方をするキバナさん。
プレイした人の9割の第一印象は『チャラ男』だと思ったはず…しかし実際は体育会系のカッコイイお兄さんでした!
普段は好青年キャラ。しかしポケモンバトルをすると野生児丸出しの獰猛キャラに豹変。このギャップがマジでたまらないですね。

キバナ「吹けよ 風!呼べよ すなあらし!」

男女問わず人気がエグそうですね。
お色気担当のテコ入れルリナ

ルリナさんは大人なお姉さんと思いきや闘争心剥き出しの性格。負けると本気で悔しがるところのギャップが最高でした。
常に露出多めのユニフォームを着ており、職業はまさかのモデル。男性ユーザーとしては好きになっちゃいますよね。
キャラデザはダントツで一番好きなキャラでした。二次創作方面での人気が非常に高そうですw

ルリナ「最後の一匹じゃないの 隠し玉のポケモン なのよ!」

カッコイイ女性トレーナーがいたのは嬉しい。
腹筋が魅力のサイトウ

感情の起伏が少なくストイックな性格なサイトウ。
「見た目は可愛いけど性格は好みじゃないかも…」なんて思っていましたが、攻略本には「がくせいのすがた」が描かれているんですよね。
つまり、まさかの学生設定!じゃあやっぱり好きですw

サイトウ「もう!ぜんぶ壊しましょう 尊敬をこめて キョダイマックス!」

最後には感情剥き出しになる様子が可愛い。
本作最強トレーナーのポプラ

シリーズ屈指の最強キャラと言っても過言ではないのがポプラです。
と言うのも、ポプラとのポケモンバトルでは問題が出されて、外れると何かしらの罰を受けるんですよね…
ポプラ「あたしの好きな色は?」
俺「ピンク!」
ポプラ「人には求めるがあたしはそうじゃないよ」
○○の防御と特防ががくっと下がった!
これもうなんでもありじゃねえかと笑いましたw
人でありながら直接相手ポケモンに干渉する能力持ちです。
ジム施設内に仕掛けがあるのかもしれませんが、さすがにこの質問で能力を下げられるのは納得がいきませんw

ポプラ「腹をくくったかい?ちょいと楽しませてもらうよ」

でも強キャラババアは大好き。
悪女秘書オリーヴ

普段は冷静沈着で優秀な秘書。しかし終盤には性格が豹変、ポケモンキッズたちに恐怖を植え付けた悪役キャラのオリーヴさんです。
個人的にラスボスの目的のために尽力するキャラは好きですね。
そもそもローズは行き過ぎた正義なだけで生粋の悪役キャラではなく、オリーヴも忠誠心がずば抜けているだけで悪ではありません。
露骨に綺麗な女性として描かれていますし、過去編があれば人気の出るキャラだと思います。

オリーヴ「オリーヴ……ほんとに ダメな子」

負けた時のダウナー状態は需要高そう。こっちが昔の性格なのかも。
ラスボスのお手本ローズ

ガラル地方の未来を救うために尽力したローズ。大企業マクロコスモスを一代で急成長させた超優秀人物です。
「悪には悪なりの正義がある」「行き過ぎた正義はなんとやら」って言葉を体現したような人物でしたね。
敗北時には潔く負けを認めて、最後には自主するところは社会人らしく大人だなと思いました。
エネルギー枯渇問題が1000年後ではなく100年後だったらみんなの意見は…?と考えずにはいられません。

1人で全てこなそうとしたせいで大きな反感を買いましたね。
ポケットモンスターソードの総評

良くも悪くも正統進化を感じた良作だと思いました!
グラフィックの進化で初見の新鮮味は凄かったのですが、システムに大きな変更点はなく、中盤からはいつも通りのポケモンって感じです。
シナリオの微妙さと低難易度のせいで、“RPGとして見ると期待以上の面白さは感じません”でした。
でもキャラやポケモンの良さ、システムの快適さのおかげで“ポケットモンスターシリーズとしては面白かった”んですよね!

ポケモンを遊んだ感はガッツリ味わえました!

ポケモン集め&育成というシミュレーション要素、魅力的なキャラの活躍シーンなどADVとしての楽しさはあり、23歳の私からすると80点くらいの良作です。
子供が遊ぶには適切な難易度ですし、シナリオも新鮮味があって心に残る名作に感じるかもしれませんね。
遊ぶ前は年齢的に新作ポケモンを楽しめるか不安でしたが、ポケモンもゲームとして着実に進化しており、大人になっても十分に楽しむことができて満足です。
次回作も買い支えるのでゲームフリークには期待しています。そろそろシステム面に大きな変化があると嬉しいですね!
それでは、最後まで見てくれてありがとうございました。良いゲームライフをお送りください。

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