どうも、ミニマルです。
PS4がすぐに熱くなって困る…。
ファンの音がうるさいし、故障に繋がりそうで怖いから、ステマなしで冷却方法を教えてほしいです。
こんな疑問に丁寧に答えますね。
本記事の内容
- PS4に熱がこもる理由:通気性が悪い
- PS4のホコリを取って冷却力を上げる
- この3つを使えばPS4の熱対策はバッチリ
- 補足:その他の熱対策グッズ3選
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PS4に熱がこもる理由:通気性が悪い
まず最初に、PS4に熱がこもる理由を知っておきましょう。
「プレイステーションカスタマーサポート」が運営する公式ツイッターアカウントが、以下のツイートをしています。
PS4を通気性の悪い場所で使用すると本体に熱がこもり、温度を下げるため冷却ファンが高速回転します。それでも冷却が追いつかないときは電源が切れる構造になっています。冷却ファンの音が気になる方は、風通しの良い場所にPS4を置いてみてください。 #PlayStation #プレサポ pic.twitter.com/qGUETnsuLs
— Ask PlayStation JP (@AskPS_JP) July 24, 2019
PS4を通気性の悪い場所で使用すると本体に熱がこもり、温度を下げるため冷却ファンが高速回転します。 それでも冷却が追いつかないときは電源が切れる構造になっています。 冷却ファンの音が気になる方は、風通しの良い場所にPS4を置いてみてください。
上記の通り、PS4に熱がこもる原因は「通気性の悪い場所で使用すること」です。
分かりやすくするために、熱の発生から電源の強制停止までの流れを整理しますね。
- ①ゲームをプレイするとCPU・GPUが熱を持つ
- ②本体温度を下げるために、冷却ファンを回して、通風孔から排熱する
- ③通気性の悪い場所では排熱が追いつかないため、冷却ファンの回転数がさらに上がる
- ④それでも冷却が追いつかない場合は、安全のために電源が切れる
爆音の原因は、③で冷却ファンの回転数が上がっている点です。
さらに通気性が悪いと、爆音なうえに本体がアチアチという最悪な状態になるので、気をつけてください。
補足すると、CPU・GPUのクロック数(周波数)が高いほど熱を持ちやすいです。 そのため、ゲームの長時間プレイ、負荷の高い3Dゲームのプレイ時は、なるべく通気性を高めた方が良いですよ😌
PS4の熱対策には通気性を高めることが有効!
ここだけ理解しておけばOKです。
PS4のホコリを取って冷却力を上げる
熱対策をする前に、PS4の通風孔にホコリが溜まっていませんか?
PS4の唯一の排熱手段は、冷却ファンを利用して、通風孔から空気を循環させることです。
そのため、通風孔にホコリが詰まっていると、どんなに涼しいお部屋でも、どんなに冷却グッズを使っても、排熱が追いつきません。
ちょっと面倒かもしれませんが、以下の場所は確実に掃除しましょう。
【PS4を掃除する場合】
吸気口:フロント&両サイドに合計3箇所(溝の上下も合わせると6箇所)
排気口:背面下部に並んでいる
【PS4Proを掃除する場合】
吸気口:両サイドの2つの溝の上下に合計8箇所
排気口:背面下部に並んでいる
掃除をする際は、綿棒やつまようじで細部のホコリを取ったり、掃除機で吸引したりすると良いですよ。
ホコリを綺麗に取りたい場合は、以下の3点の掃除グッズを使いましょう。
ドラッグストアでも簡単に入手できます。
エアダスターはOA機器、PC周辺機器のホコリを簡単に取れるので、とりあえず持っていて損はしません。
綿棒とピンセットは、どちらか片方でもOKです。
大雑把に綿棒で掃除して、先が鋭いピンセットで細部を掃除すると完璧ですよ。
エアダスターはマジで便利なので、持っていない人はぜひどうぞ。
掃除機では取りづらいホコリを一瞬で払えますよ。
この3つを使えばPS4の熱対策はバッチリ
では、PS4の熱対策方法を解説しますね。
結論から言うと、必要なものは「ヒートシンク」「熱伝導テープ」「冷却台」の3つです。
手順としては、以下の②ステップで完了です。
- ①熱を効率よく逃がすために、PS4の底面にヒートシンクを熱伝導テープで貼り付ける
- ②通気性とヒートシンクの効果を高めるために、冷却台を下に置く
ちょっと難しく感じるかもしれませんが、PCやゲーム機は「ヒートシンクを冷却ファンで冷やす」ことで熱対策を行っているため、同じことをするだけです。
イメージが湧きづらいと思うので、利用者のAmazonレビューを見てみましょう。
冷却台&ヒートシンクの利用レビュー
こんな感じで、「冷却台&ヒートシンク」の熱対策が最も効果的です。
まだ信憑性に欠けると思うので、この2点を深堀りしていきますね。
①ヒートシンクと熱伝導テープで熱を逃がす
ヒートシンクとは、電子部品の熱を吸い取り、空気中に逃して冷却をする放熱部品です。
PCパーツが好きな人はご存知だと思いますが、CPUやGPUに必ず貼り付けられています。
ヒートシンクは熱伝導率の高い銅やアルミニウムで構成されています。 これを電子部品に貼ることで、表面積を増やして、熱が逃げる場所を増やすわけです。
ヒートシンクをセロハンテープで貼ると熱が伝わらないため、PS4の下部に「熱伝導テープ」で貼り付けましょう。
大きめで効果の高いヒートシンク(約1,300円)
熱伝導テープ(約700円)
「2つ合わせて約2,000円か、ちょっと高いな…」と思う人は、以下の熱伝導テープ付きヒートシンクでもOKです。
サイズが小さいため冷却効果は下がりますが、確実に効果はありますよ。
熱伝導テープ付きヒートシンク(約700円)
②冷却台で通気性&ヒートシンクの効果アップ
PS4の下に冷却ファン付きの台を敷くことで、通気性を一気に高めます。
ヒートシンクも同時に冷却されるため、これで放熱性がググッと上がりますよ。
先程紹介したヒートシンクの説明欄にも、以下の文章があります。
ヒートシンクの効果を最大限に生かすため、 近くに冷却用のファン等で風を当てるとさらに効果が高まります。
「でも、冷却台ってなんとなく効果なさそう…」と思う人は、アルミ製のスノコでもOKです。
スノコの利用に関しては、プレイステーションカスタマーサポートのツイートで推奨されていますよ。
該当ツイート
たくさんのコメントありがとうございます!他には、通風孔に溜まったホコリを除去いただくと、本体に熱がこもることを防げますので、こまめにお掃除いただくことをおすすめします。また、お客様にご紹介いただいた「すのこ」のご使用も、風通しを良くする有効な手段です!#PlayStation #プレサポ #PS4 pic.twitter.com/Ycp5eObCKb
— Ask PlayStation JP (@AskPS_JP) July 25, 2019
たくさんのコメントありがとうございます! 他には、通風孔に溜まったホコリを除去いただくと、本体に熱がこもることを防げますので、こまめにお掃除いただくことをおすすめします。 また、お客様にご紹介いただいた「すのこ」のご使用も、風通しを良くする有効な手段です!
ここまでをまとめると、
- 通気孔のホコリを取って風通しを良くする
- ヒートシンクで冷却力・排熱性を高める
- 冷却台やスノコで通気性を高める
こんな感じです。
PS4が熱を持つ原因や冷却できる理屈が分かったと思います(`・ω・´)ゞ
補足:その他の熱対策グッズ3選
おまけとして、その他の熱対策グッズも簡単に紹介しますね。
冷却パッド
冷却パッドはヒートシンクと同様に、熱伝導率の高いアルミ素材で表面積を増やして、熱を吸い取って放熱する効果があります。
しかし、「使ったけど効果がない…」というレビューが多いです。 その理由は、薄型のため放熱性がそもそも弱い点と、冷却ファンやサーキュレーターなどで冷やしていない点ですね。
基本的には効果の高いヒートシンクをおすすめしますが、代わりにこちらを利用してもOKですよ。
放射性放熱板
こちらもヒートシンク、冷却パッドと同様の仕組みで、レビューも高評価の人気製品です。
超薄型のため、PC部品やバッテリーにも貼り付けられる利便性の高さがメリットですね。
ただし今回はサイズの大きなPS4の都合上、冷却力が高いヒートシンクを優先しました。
SSDへの換装
「HDDからSSDに換装したら熱対策になるかな?」と疑問に思う人もいるはず。
結論として、HDDから熱問題が起きることはないので、熱対策としての効果はほぼありません。
ただしモーターで駆動するHDDに比べると、半導体であるSSDは消費電力が少ないうえに、熱を持ちづらいという特徴があります。 また、HDDの一般的な限界温度が50°に対して、SSDは70°と高いですね。
上記の点から、ゲームのロード時間を高速化するおまけとして、熱対策をするのはありです。
まとめ
熱対策を完璧にしたい人は、以下の3点の冷却グッズを使いましょう。
効果の高い冷却台が欲しい人は、「A5(エーファイブ) PS4 pro 冷却ファン クーラー」もかなりおすすめです。
ちょっと高いですが、CYBER製のファンが2つに対して、A5製は5つも搭載していますよ。 さらにAmazonレビューも超高評価で、選ぶ価値はあります。
あとは通気孔をしっかりと掃除して、空気が循環するようにすればOKです。
それでは、最後まで読んでくれてありがとうございました。
PS4のゲームを存分に楽しんでください😌