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「千里の棋譜~現代将棋ミステリー~」感想・レビュー。将棋初心者に向けた珍しいADV!

はいどうも、ミニマル @minimal005)です。

千里の棋譜~現代将棋ミステリー~」をクリア・トロコンしたので、将棋初心者目線で丁寧にレビューしていきます!

本作の制作者さんとご縁があってPS4版のダウンロードコードをいただけることになりました。

ミニマル
ミニマル

本当に正直に感想書いていいんですか…

制作者
制作者

全然大丈夫ですよ。

ミニマル
ミニマル

怒られる覚悟で本音レビューするか。

私は将棋のルールしか知らないので完全な将棋初心者目線の感想です。普段通りに良いところも微妙なところも書いていきます。

以下の情報を読んでOKな人は先にどうぞ!

【プレイ状況】
・全エンディング到達済み(トロコン)
・クリア時間(約14時間)
・詰将棋や将棋教室は少しだけ

【ネタバレ情報】

・序盤〜中盤のシナリオ(第1部のみ)


【非ネタバレ情報】
・シナリオの核心(犯人など)

サクッと読みたい人は下の目次から好きなところに飛んでください!

千里の棋譜のゲーム内容

ジャンル現代将棋ミステリーADV
CERO12才以上対象
プレイ人数1人
価格パッケージ版:3,666円(税込み)
ダウンロード版:3,000円(税込み)
発売元ケムコ
発売日2019年2月27日

AIの台頭、将棋界の激変、新星の到来──

将棋界の秘奥、「千里眼」「神隠し」とは何なのだろうか。

棋士たちの重圧や苦悩、盤面にすべてを込める勝負師たちの深遠や手に汗握る対局をドラマチックに描き出す推理ミステリーアドベンチャー。

現代将棋界を舞台に、様々な思惑が絡み合う濃密なストーリーの幕が開く!

公式サイト
千里の棋譜~現代将棋ミステリー~の設定画面
設定画面1
千里の棋譜~現代将棋ミステリー~の設定画面
設定画面2
千里の棋譜~現代将棋ミステリー~の設定画面
サウンド周り
PS4のホーム画面
一応:トロコンの証明

将棋×ミステリーのジャンルはニッチ過ぎるのでは。

最近レイジングループ が大ヒットしたから、ケムコは攻めてるのかもしれない…

なんて思っていましたが、調べると実際に対局するゲームではなくシナリオを楽しむゲームらしい。しかも将棋を知らない人でも楽しめるとのこと。

ケムコといえばレイジングループ最悪なる災厄人間に捧ぐがスイッチやPS4では高評価。そのため、ある程度のクオリティは保証されているはず。

あとはグラフィックがめっちゃ好みなこともあり、興味が湧いたので実際に遊んでみました。普段やらないゲームを遊ぶとめっちゃ面白いですからね!

千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面

恋愛展開を期待した私のお気に入りシーン。続編では恋愛要素もぜひ…

どんなゲーム?

本作は将棋をテーマにしたミステリーADVゲーム。自由に将棋をするのではなく、基本的にはシナリオを楽しむゲームです。

シナリオは3つに分かれていて、AIと名人の対局を描いた「第一部」、天才少年の神隠しの謎を追う「第二部」、謎解きコメディーの「棋士編」があります。

他には将棋の基礎を教えてくれる「将棋教室」、4択から選ぶ「詰将棋」のモードも搭載。これは本作から将棋に興味を持った人には嬉しいです。

将棋完全初心者でも楽しめるゲーム!

千里の棋譜のシナリオ(第1部)をざっくり紹介

序章:会長宅の強盗事件〜最終王者戦開始の宣言

千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面

プロ棋士一歩手前の「長野圭(ちょうのけい)」とフリー記者「一ノ瀬歩未(いちのせあゆみ)」が将棋連盟の会長宅に取材に向かうところから物語はスタート。

二人はチャイムを押しますが会長の返事はありません。仕方なく勝手に部屋に入ると、何故か部屋は荒らされています。そして…

千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面

開始数分で事件発生!

いきなり会長が倒れていました…驚きの展開。次第に会長の意識が回復したので話を聞くと、二人が来る少し前に何者かが強盗に入ったとのこと。

しかし会長は「警察には言わないでほしい」「人物に心当たりがある」などと意味深なことを言います。どうやら何か隠し事があるっぽい…

そしてテレビを見てみると、将棋界にとってヤバそうなニュースが飛び込んできます。これは将棋に詳しい人なら激震かもしれませんが、私は初見では分からない。

千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面

最終王者戦!
なんかカッコいい大会が始まる!

蘇我(そが)局長は将棋界において最大スポンサーとなる「サイバーテレビ」の偉い人。最終王者戦は最強のAI「飛燕」と現代の最強棋士「翔田(しょうだ)名人」を戦わせるという企画らしい。

「それって大変なことなの?」と思いましたが、仮にコンピュータが勝ったら、江戸時代から続く名誉ある「名人位」をコンピュータに譲り、さらにテレビ局と傘下の新聞社はスポンサーから撤退することになるそうです。

つまり翔田名人が負ければ「最王手のスポンサー撤退」「将棋棋士の頂点の立場を失う」というヤバイ事態になってきました。しかし…

千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面

名人は重要な時にいない…

なぜか名人は現在行方不明。もしかしてこの対決を先に知ってしまい逃げたのでは…

会長宅に何故か残されていた詰将棋を解くと、暗号として「龍王峡(りゅうおうきょう)」という文字が浮かび上がってきます。

もしかしたらこれが翔田名人の行方の手がかりになるかもしれない!
2人は「龍王峡」という謎の場所に向かいます。

中章:千里眼という謎

千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面

龍王峡を探索していると見つかったのが写真にある謎の文章。他の人物にこれについて聞いたところ、昔に将棋を使って賭博をする「真剣師」VS最強の棋士「泰山(たいざん)」という重要な対局が行われたことが判明します。

勝負の条件は、真剣師が勝てば真剣師全員を将棋界のプロ棋士にする、プロ棋士が勝てば真剣師は今後一切賭博をせず、プロ棋士とは二度と関わらないこと。

その真剣勝負で「泰山は千里眼を使って不正行為をした」と真剣師ショウキは訴えているわけです。

千里眼って何だろう…

千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面

後日、先ほど判明した事実が何者かによってテレビ局にリーク。テレビ局は最終王者戦に使う最強AI「飛燕」に組み込むために、正体不明の存在「千里眼」の捜索を開始します。

ここからはみんなが千里眼を探す展開に発展。将棋界の偉い人は少しは知っているらしいけど、なぜか黙認しているようです。闇が深い存在…

偉い人の意見はこんな感じです。

千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面
千里眼を知る人の意見1
千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面
千里眼を知る人の意見2

将棋界ではタブー、知るとヤバイってことだけは分かる…

第二の事件:歩美宅での強盗

千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面

物語最初となる第一の事件は会長宅の強盗事件から始まりましたが、今度は第二の事件が発生。歩美と永峰会長が部屋で一緒にいるj時に停電が起こります。

闇に紛れた何者かによって、会長が持っている「真剣師」VS最強の棋士「泰山」の歴史が書かれた重要書類が強奪、歩美には熱湯がかけられてしまいます

ミステリーっぽくなってきた。

第三の事件

千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面

翔田名人は見つかりますが、何故か再び失踪…永峰会長は犯人に呼び出されて、一人で将棋会館に向かいます。

しかし犯人の写真を撮るスキもなく、千里眼を持っていた(自称)会長は千里眼を奪われることに。会長なんで1人で行ったんだ…。

今までに3つの事件が発生、未だに千里眼の正体が不明。何とここで犯人の正体を突き止める推理パートに入ります。推測するのが難しい…なかなかにミステリーをしています。

終章:千里眼の真相〜最終対局戦

千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面

二人は犯人を突き止めますが、超ネタバレになるので割愛。まさかあの人が犯人とは…
シナリオのミスリードが上手くて完全に騙されました。

ここからは謎が一気に回収されて怒涛の展開が続きます!

千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面
千里眼は実在する

はい、千里眼もありました。こちらもネタバレなので割愛。いやぁ、千里眼ってそういうことか。確かに知られたらヤバイ…

千里眼の真相、最終王者戦を真に望む人物の存在、戻ってきた翔田名人の思惑、終盤はマジで面白いです!

特に盛り上がるのが対局シーンですね。犯人解明後は色々な人物との対局の様子が描かれます。

対局シーンの心理戦が最高過ぎた…

千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面
プロへの道をかけた最期の対局
千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面
最強AI飛燕 VS 主人公の師匠

この2つの対局は本当に熱い展開でした。しかも対局中は盤面の様子が1コマ1コマ見れる上に、両者の心理描写が丁寧に描かれるんですよ。

ギリギリの熱い戦いが続くので、将棋に詳しくない私でも熱中してプレイできました。続きは気になるけど対局結果を知るのが怖くて、テキストを進める手が震えそうでした…それぐらい白熱する戦いです。

千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面
蘇我局長がコマを指すことに
千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面
最強棋士翔田名人 VS 最強AI飛燕

最終対局ではAI飛燕の指示の元、蘇我局長が対局者としてコマを指します。RPGで言うとラスボス戦、この対局をずっと待っていました。

AI飛燕が現代将棋では有利と言われる先手を取り、お互い全くミスをしない神域の対局が繰り広げられます。

登場人物みんなが見守る中、予想外の展開も起こって状況は二転三転…
「人間最強 VS AI最強」の対局、結果はぜひプレイして確かめてください!

将棋ってこんなに熱い勝負になるのか。

千里の棋譜の他シナリオやモード

第2部では神隠しの謎を追う

千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面

第2部では主人公にとってプロ棋士に上がる最後の順位戦が開始。

新しい登場人物として13歳の若さで奨励会三段に上り詰めた天才少年「北条草太」、女性では珍しい奨励会三段の棋士「遠峰杏樹」などが登場します。

北条三段は順位戦を無敗で勝ち進みますが、ある日突然「神隠し」に合い失踪。彼の行方を追うために舞台は小さな離島へと移ります。

千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面

北条三段と同じように昔突然失踪した「深海九段」という人物を調べていると、秘密を解明しようとする「追跡者」や逆に隠蔽しようとする「黒衣(くろご)」という謎の存在が登場。

離島に移動するための船に乗った誰かが「追跡者」「黒衣」に該当するようで、どのキャラが暗躍しているか考察が捗ります。

飲み物に薬を混ぜられたり監禁されたり、危険な事態が発生する1章以上に波乱万丈な展開が魅力。登場人物たちの人生を賭けた順位戦と神隠しの謎を描いたシナリオです。

順位戦の終盤は本気で感動しました…

ネタ要素満載の棋士編

千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面

こちらはユーモアたっぷりの短編。「香川愛生」女流三段が実際に企画プロデュースしたシナリオです。プロ棋士の活動は幅広い…

シナリオは自称シャーロキアンの香川愛生の元に「将棋会館に爆弾を仕掛けた」と書かれた予告状が届いたところから物語はスタート。

爆弾を解除するためには5つの謎を解く必要があると分かります。

愛生さんはホームズ読むんですね。
なんかカッコいい。

千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面
謎解き

「プロ棋士企画だから難しい将棋の謎が来るか」と思いきや、まさかの将棋に関係ない謎解き!一体何なんだこのシナリオは…

全体的にギャグが多くて謎解きの難易度は割と簡単。遊んでみると完全に番外編って感じのノリで、シリアスな本編との対比が面白かったです。

ちなみにプレイ時間は約1時間程度。おまけとしてはかなり豪華に感じる良い短編シナリオでした!

ほのぼのしていて安心して遊べました。

基礎ルールを解説する将棋教室

千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面

将棋教室モードでは登場キャラがコマの動かし方からルールを教えてくれます。完全に1からルールを解説してくれるので、将棋を全く知らない人は重宝すると思います。

あとは登場キャラの掛け合いを楽しめたり、シナリオ中に登場した対局を見たりすることもできます。ルール解説なのに堅苦しい雰囲気が一切しないのは素晴らしい。

あくまで将棋をテーマにしたミステリーADVだと思っていましたが、このモードにより本作から将棋に興味を持った人が将棋を遊べるように懇切丁寧に作られています。

これは将棋ユーザーを増やす良いゲーム。

選択肢で遊ぶ詰将棋

千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面

詰将棋モードはその名の通り詰将棋を遊ぶことができます。写真のように選択肢で進めるのは私のような初心者にはむしろありがたい。

間違った答えを選択すると、何故その手がダメかを丁寧に解説してくれるので、遊んでいると実践に役立ちそうです。シナリオ以外のクオリティも高い。

普通にパズルゲームとしても面白いので、本編が終わったら挑戦してみるのも良いと思いますね。一つのやり込み要素です。

登場キャラが解説してくれるって凄く良いよね。

千里の棋譜の良いところ

対局中の心理描写が丁寧

千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面

このゲームで最も素晴らしいのは対局シーンがとにかく熱いところです!絶対に負けられない戦いが連続するので、見ているだけでハラハラドキドキします。

そして心理描写がものすごく丁寧。対局中の焦りや不安、優位に進めている時に覚える違和感、勝利への道が開けた時の希望など、棋士の心境が手に取るように分かります。

初心者でも分かるように登場キャラが解説してくれるのもありがたかったです。対局シーンは満点を付けても良いほど圧巻のクオリティでした。

盤面を超えて心理戦の域まで達しています。

将棋を通じて描く人生観

千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面

主人公が目指すプロ棋士になるには厳しい年齢制限があり、25歳までに四段に上がる必要があります。さらに年間にたった4人しかなれない超過酷な世界。

しかし将棋界において、実力ではプロ棋士はAIを超えられません。では現代においてプロ棋士の存在意義とは何か、シナリオはそこまで踏み込んでいます

仲間でもライバルでもある友人の勝利を素直に応援できない気持ち、不戦勝でプロ棋士になることへの葛藤、才能や年齢への絶望など、将棋を通じて描いた登場人物の人生模様が本当に面白かったです。

本作には正々堂々の真剣勝負から番外戦術、泥臭い戦い方から直感や美徳にこだわる戦い方など、棋士の価値観が如実に出ています。登場人物の利害を無視した行動には、騎士道ならぬ棋士道を感じました。

勝ち負けだけでは語れない世界がありました!

キャラクター全員に見せ場がある

千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面

これはADVゲームとして素晴らしいと思ったことで、このゲームはシナリオに無駄なキャラクターが登場しないんですよね。

最初は女主人公よりも目立たなかった男主人公も後に大活躍、女棋士の「雪村香蓮」は準主人公みたいな扱いになります。

そして1部では敵側に思えたサイバーテレビ局の蘇我局長や社員の長澤さんなども、2部ではすごく良いキャラに変貌して好きになれました。登場するキャラは全員活躍すると思って大丈夫です。

各キャラクターの掘り下げもしっかりとされています!

第2部ではキャラの立場が変化

千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面

第1部で仲間だったキャラが第2部だと敵側っぽくなります。何か複雑な理由があるのか、第1部では本性を隠していたのか、意外性のある展開で非常に面白かったですね。

ミステリーだけあって謎が多く、私はどのキャラも信用できず疑心暗鬼になってプレイしていました。みんなどこか裏があるように思えちゃいます…

本作は元々スマホアプリやPCブラウザで遊べるゲームで、家庭用版になって第2部が追加されたようです。完全新規シナリオだけあって気合の入った内容でした!

スポットライトが当たるキャラが変わって新鮮。

将棋初心者から経験者まで楽しめる

千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面

ストーリーを進めていると将棋用語が当然出てきますが、TIPS(用語の説明)が超充実しているので、将棋初心者の私でも全く気にせずシナリオを楽しめました。二転三転するシナリオがマジで面白いです。

将棋のルールを知らない人向けに「将棋教室モード」が用意されているくらいですからね。前提知識は全然必要ないのでご安心を。

そしてシナリオでは将棋の歴史を背景に実在する棋士が登場します。これは将棋好きには嬉しいと思いますね。将棋初心者から経験者まで満足させる内容に仕上がっていました。

現実の棋士が登場するってファンからしたら極上のゲームですよね。

CG・グラフィックが綺麗

千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面

立ち絵やCGも含めてグラフィックが個人的に超好み。情報が全然なかったのですが、調べてみると原画に関しては「ミッシュ」さんという方が担当されているようです。

男性キャラも女性キャラも含めて安定したグラフィックで非常に魅力的に見えました。ADVゲームなのでグラフィックは最重要と言ってもいいですよね。

登場キャラの中では第2部から登場する「香川愛生」さんの立ち絵が特に好きでした。実在する方なので一応敬称を…

千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面
登場する女性キャラたち(左から二番目が香川愛生)

千里の棋譜の微妙なところ

第2部のSF要素

千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面

第2部ではSF要素が入るので「千里の棋譜~現代将棋ミステリー~」のサブタイトルに納得。シナリオの毛色が変わるSF要素は好みが分かれると思います。

サブタイトルにミステリーが入っているので言及しますが、私はミステリーは著者と読者の戦いだと思っています。

著者が謎を提示して、読者が与えられた情報だけで謎を解く、ミステリーのトリックはフェアであるべきです。

しかし第2章では謎に対して急にSF要素が入るので、どうしてもシナリオがチープに感じちゃいました。サスペンスとしては面白いですけどね!

本格ミステリーに期待しない方がいい。

自由度の低さ

千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面
千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面
千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面

写真のように選択した好きな場所を探せるんですけど、正解の場所以外は大抵数テキストで終わります…内容が薄いなと思ったので、ここはもうちょっと頑張ってほしかった。

あとシナリオが面白くて続きが早く気になるだけに、正解がどれか分かりづらいのは不満ですね。例えば特定の人物を探すときに総当たりになることがありました。

選択肢によってもゲームオーバーもありますが、こちらも数テキストで終了。他の主人公を選べる場面でも、基本的に1人以外はシナリオを進められず実質選択肢がないです。

シナリオはほぼ1本道で読み物って感じ。

推理パートは総当たりが可能

千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面
推理画面

推理パートでは指定の人物を選択して犯人を特定します。ただし外れてもすぐにやり直しになるので、総当たりで簡単にクリアできちゃいました。(数テキストで終わるバッドエンドも少しはあり)

基本的に一回の選択肢で犯人を当てるので、何段階もある奥深い推理パートがほしかったですね。

この推理パートも含めてADV要素は少ないと思いました。やはり読み物としての側面が強いです。

チープに感じる部分あり

千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面

最後にチープに感じた部分をまとめて書いておきます。ただしロープライスのゲームなので欠点と思うほどではないです。

セーブ関連

セーブスロットはオートセーブを含めて24個。私は小まめにセーブをする人ではないですが、中盤以降は上書きセーブをしていたので少し足りないと感じます。

クイックセーブもあると嬉しい。

システムが快適ではない

特に気になったのは要求動作がなぜか1ボタン多いところ。

セーブをするときやテキストを非表示にするときは、メニューを開いてから一々十字キーで移動してボタンを選択しないといけないです。

例えば大抵のノベルゲームは×ボタンを押すとテキストが消えますよね。通常画面でもボタンが余ってるので割り振って欲しかった…

あとシナリオ選択時は丸ボタンを押すと選択、三角ボタンを押すと読み込みが始まります。これも丸ボタン1回だけでいいのでは。

システム周りはちょい古い。

ボイス関連

他の人のレビューにも記載があり私も思ったことですが、一部のキャラの声優があまり上手に感じませんでした。

値段的にフルボイスじゃないのは仕方ないですが、ここら辺はどうしても露骨に予算がかかってない感じが伝わりますね。ただしボイスはオンオフできるので、苦手な人でも特に問題なく楽しめます。

ボイスが少ない分テンポ良く遊べるとも言えます。

千里の棋譜の総評

ゲームの評価
トータル評価
(4.0)
シナリオ
(4.0)
キャラクター
(3.5)
システム
(2.5)
CG
(4.0)
音楽
(3.5)
声優
(3.0)
演出
(3.0)
ボリューム
(4.0)
千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面

値段を考慮するとこんな感じですね!
音楽は逆転裁判シリーズと同じ岩垂徳行さんが担当されているのでクオリティは高いです。ただし種類は少なめ。

シナリオ以外のモードもあるので、値段を考えるとボリュームは素晴らしいと思いました。明らかにコスパは良いので間違いなく買って後悔するゲームではないです。

ただし将棋を知らない人に勧めるゲームかと言われるとかなり絶妙なライン。ミステリーとして見ると他にも面白いゲームはたくさんありますからね。

千里の棋譜~現代将棋ミステリー~のゲーム画面

総評すると、将棋に少しでも興味がある人には自信を持っておすすめできるゲーム。そして将棋のルールしか知らない私でも熱中して楽しめる内容です。

このゲームから実際の将棋に流れる人は一定数いると思いますね。特にシナリオは丁寧に作られていて、将棋に対して真剣に向き合っていると感じました。

一風変わったミステリーADVを楽しみたい人はぜひ遊んでみてください。将棋をテーマにした珍しいゲームなので、他では味わえない魅力がありました。
それでは、良いゲームライフを!

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