どうも、ミニマルです。
今回は、2021年1月に発売された中華ゲーム機「Super Console X Pro」をレビューしていきます。
最初にこの機種を一言で表すと、デザインはスーパーファミコン、中身は「高スペックゲーム機&Android TV」というユニークな製品ですね!
今回レビューする製品はこちら
前モデルの「Super Console X」の人気が高かったこと、海外通販のランキング上位に入っていたことから、個人的にもかなり気になっていた機種です。
中華メーカーのご厚意で貰いましたが、いつも通り本音で感想を書いていきますね!

結論から言うと、第6世代のゲーム機まで快適に遊べて最高でしたよ。
Android TV機能はおまけ程度ですが、トータルのコスパはエグいです!
本記事の内容
- Super Console X Proの概要
- Super Console X Proの開封レビュー
- Super Console X Proの良いところ
- Super Console X Proの微妙なところ
- Super Console X Proはここで買うべき
この記事を書いている人


Super Console X Proの概要


まず最初に、「Super Console X Pro」「Super Console X」の概要は以下の通りです。
違いは上位版のチップセットを採用している点と、Android TV機能を搭載している点の2つですね。
製品名 | Super Console X Pro | Super Console X |
---|---|---|
発売日 | 2021年1月 | 2020年12月 |
システム | Linux(EmuELEC)/Android7.1 | Linux(EmuELEC)/Android7.1 |
CPU | ARM Cortex-A53 | ARM Cortex-A53 |
GPU | ARM Mali 450 | ARM Mali 450 |
チップセット | Amlogic S905X | Amlogic S905M |
メモリ | 1GB | 1GB |
サイズ | 102×104×25mm | 102×104×25mm |
重量 | 114g | 114g |
Wi-Fi | 対応 | 対応 |
端子類 | USB2.0×2、有線LAN、HDMI AV端子、microSDカードスロット | USB2.0×2、有線LAN、HDMI AV端子、microSDカードスロット |
その他 | Android TV機能、リモコンあり |
無印版から買い換えるほどの大きな差はありませんが、以下の3つの理由から「今から買うならPro版1択」と言い切れます。
Pro版を選ぶべき理由
- エミュレーター性能の向上
- Androidのapkファイルを導入できる
- 実売価格があまり変わらない
EmuELECで正常に動作しないゲームがあったとき、Androidエミュレーターで遊べるのは便利ですよね。
なにより実売価格が無印版と大差ないので、どうせなら新型を選びましょう。
Amazonの参考価格(2021年6月時点)
- Super console X(64GB):9,999円
- Super console X(128GB):10,999円
- Super console X Pro(128GB):11,999円



PSPやDCの3Dゲームを遊びたい人、アプコンやフィルターをかけたい人には、高性能なPro版がイチオシです。
Super Console X Proの開封レビュー
それでは、Super Console X Proを開封していきます。
本体箱をチェック
本体箱には、本体の写真、端子類、付属品一覧などが記載されています。
付属品には記載されていませんが、Pro版ではUSBハブや専用リモコンも付いていますよ。
本体内容一覧


付属品はぎっしりと入っていますね。
詳しい内容は、以下の通りです。
- Super Console X Pro本体
- MicroSDカード256GB(本体に差込済み)
- 無線コントローラー(TGZ-706W)×2
- HDMIケーブル
- ACアダプター
- 専用リモコン
- USBハブ各種説明書×3
本体をチェック
上面・側面・底面(端子が無い面)
上面・左側面・底面はこんな感じで、完全に「薄型スーパファミコン」と言えるデザインですw
素材はプラスチックなのでオモチャ感が強いですが、いい意味でレトロゲーム機らしく、質感は好きですね。
右側面


右側面にはMicroSDカードスロットと、USB-Aポート×2が付いています。
使いやすい位置にあるので、2人用対戦ゲームを遊ぶ際には重宝しそうです。
ちなみに、付属のUSBハブは4ポートあります。
別途PCコントローラーを使えば、5人対戦までは簡単に遊べますよ。



MicroSDカードスロットには何故かシールが貼られていたので、ちょっと汚いのはご愛嬌ですw
背面


背面には「AC、LAN、HDMI、DCIN(電源供給)」の4つの端子と、電源ボタンが搭載されています。
今どきAV端子を使う機会があるかは謎ですが、レトロゲーム機らしくて地味に好印象ですw
あとは一番左に「SPDI」(光デジタル端子)と書かれていますが、コストカットのためか非搭載になっています。
コントローラーをチェック


コントローラのデザインはPS2とほぼ同じ。
面白みはありませんが、慣れ親しんだボタン配置・グリップ感は満足度が高いです。
背面パネルを外すと、「単4電池×2」の差込口があります。 そこにコントローラー接続用のUSBアダプタも同梱されていました。
気になる使用感についてですが、全体的にボタンに安っぽさはあるものの、かなり快適に操作できます。
特に3Dスティックが使いやすく、グリグリと動かせて、深く倒せるのが好印象ですね。
あえて欠点を挙げるならば、L2,R2が深くて連打しづらい点だけです。
このコントローラー(TGZ-706W)はAliExpressのレビューを見ても高評価なので、手にとって不満に感じる人は少ないと思いますよ。
» TGZ-706Wの単体販売ページ(AliExpress)



電池式はバッテリーを即満タンにできて便利ですよね。
しかも軽量で使いやすいです!
起動画面




EMUELEXの起動画面はこんな感じで、各種ゲーム機のエミュレーターがあらかじめ内蔵されています。
ゲーム機ごとに画像・ロゴ・ゲーム数が表示されるので、かなり分かりやすいUIだと思いますね。



ボタンを押すとROMファイル選択画面になります。
同梱されたSDカードに色々入っているので、そこの画面は省略しますねw
Super Console X Proの良いところ
実際にSuper Console X Proでゲームを遊んでみたので、良いところと微妙なところを書いていきますね!
本体よりもOS「EmuELEC」の機能がメインですが、ご了承ください。
ソフト管理画面のUIがオシャレ
「メインメニュー→UI設定→テーマ設定」にアクセスすると、3つのテーマから選ぶことができます。
上記3枚の写真はそれぞれ違うテーマですが、1枚目の「PIXEL」というレトロ風テーマがオシャレで良いなと思いましたw
レトロゲーム機はワクワク感が重要ですし、Super Console X Proはテレビの大画面で遊ぶことになるため、秀逸なUIはかなり好印象です。
黒枠部分のデザインが最高




テレビのアスペクト比は16:9のため、4:3のレトロゲームを遊ぶときは黒枠が出てしまいます。
しかし各種エミュレーターを使うと、上記画像の通り「黒枠部への画像差し込み+ブラウン管テレビのように縁を加工」してくれるんですよ!
この機能のおかげで没入感がググッと上がりますね。
正直、実機で遊ぶよりもワクワクしますw
DC、PSP、DSのソフトが快適に遊べる




性能が低い中華ゲーム機では、高スペックなPSPやDCのソフトをまともに動かすことができません。
しかし、Super Console X Proでは何の違和感もなく、快適に遊ぶことができました!
この本体価格で第6世代のゲーム機が遊べるのは最高ですね。 人気機種だけあって、コスパに関してはピカイチだと思います。
さらに据え置きゲーム機ならではのメリットもあり、ニンテンドーDSのデュアルスクリーンを大画面で表示できます。


スペックが高い携帯ゲーム機を手に入れても、画面サイズの問題でDSを2画面表示するのは困難なんですよね。
そのため、「DC、PSP、DSのソフトが快適に遊べる」のはかなり大きなメリットです。



中華ゲーム機は携帯型が人気ですが、据え置き型を1台持っておくのも悪くないですね。
日本語化やファイル管理が簡単


中華ゲーム機を触ったことがない人は、「中華ゲーム機はなんとなく難易度が高そう…」と思うかもしれません。
Super Console X Proでは、設定画面から3ステップで日本語化が完了します。 さらに遊びたいROMファイルがある場合は、MicroSDカードのルートにある「SFC」「PS」などのフォルダに入れるだけでOKです。
収録済みの各種エミュレーターも初期設定のまま快適に使えるため、初心者にも優しい設計ですね。
日本語化の設定は、以下の通りです。
①起動後にスタートボタンを押して、「MAIN MENU」→「SYSTEM SETTINGS」


②「LANGUAGE」→「JAPANESE」


③「YES」を押して再起動(完了)


有線LAN端子で合法的にネット接続可能


Super Console X ProにはWi-Fiが内蔵されていますが、技適マークがないため、そのままでは電波法にひっかかってしまいます。
ここで活躍するのが、背面にある有線LAN端子ですね。
LANケーブルで接続することで、合法的にインターネットに接続することができますよ。
ファームウェアのアップデートやAndroidアプリにはネット接続が必須となるので、有線LAN端子が付いているのはマジでありがたいです。
余談ですが、技適マークがない中華製品のために「Wi-Fiドングル」を持っておくと重宝しますよ。
Wi−FIドングルを使えば無線接続もOK
Super Console X Proの微妙なところ
Android TVの起動が面倒




Pro版で追加されたAndroid TVは、「SDカードを刺さずに電源をONにする」ことで起動できます。
正直、毎回MicroSDカードを抜き差しするのは面倒かなと…。 できれば、EmuELECから切り替えられるようにしてほしかったですね。
Android TVとしての使い勝手は意外と優秀で、
- Playストア内蔵
- 高スペックでサクサク動く
- リモコンを使って操作可能
この3点から音楽・動画鑑賞には最適です。
それだけに「起動が簡単ならもっと最高なのに、、、」と思わずにはいられませんでしたw



人気機種だけあって、不満点はこれくらいですね。
レビュー記事的には、もっと粗がほしかったですけどw
Super Console X Proはここで買うべき



Super Console X Proが気になる。
安く買えるなら欲しいな!
最後に、通販サイトごとの参考価格は以下の通りです。
【Super Console X Pro(64GB版)の参考価格】
・AliExpress:79.99$
・Banggood:8,263円
・XZ-Game公式サイト:11,999円
・Amazon:13,999円(128GBのみ)
・楽天:14,999円(128GBのみ)
※全て送料無料
・XZ-Gmae公式サイト
600円割引コード:ONLYMINIMAL
・AliExpress公式サイト
3ドル割引コード:LKZ5IXDO4DEI
なるべく安く購入したい人は、価格が安い「AliExpress」「Banggood」がおすすめですね。
日本語対応の分かりやすいサイトで購入したい人は、「XZ-Game」「Amazon」を選びましょう。
ちなみに、私はXZ-Gameで購入して4日後に届きました。 日本語対応&価格が安いので、試しに利用してみるのもありですよ!
それでは、最後まで読んでくれてありがとうございました。
良いゲームライフをお過ごしください!
今回レビューしたゲーム機はこちら