To the Moonスイッチ版のクリア後レビュー。老人の記憶を辿る泣きゲー!

To the Moonのゲーム画面

はいどうも、ミニマル @minimal005)です。

今回はスイッチ版の「To the Moon」を写真多めでレビューしていきます!

一言でこのゲームを表すと、とある老人の「月へ行きたい」という願いを叶えるゲーム

短時間でクリアできるのにめちゃくちゃ面白くて、終盤には泣いてしまうくらいシナリオが良いゲームでした。

ゲームで感動したい人におすすめ!

以下の情報を読んでOKな人は先にどうぞ。ネタバレ厳禁なゲームだと思うので、完全初見で遊びたい人は注意です。

ぜひプレイして欲しいので、ゲームの内容と中盤までのシナリオを中心に紹介していきます。その後に本作の良いところや微妙なところ、感想を述べます。

【プレイ状況】
・完全クリア(4〜5時間程度)

【ネタバレ情報】

・序盤〜中盤のシナリオ
・ゲームの内容

【非ネタバレ情報】
・終盤のシナリオ

To the Moonのゲーム内容

ジャンルアドベンチャーゲーム
CERO全年齢対象
開発元Freebird Games
発売元X.D. Network
価格1,200円(税込)
発売日2020年1月16日

最初に

本作はカナダのインディーゲームスタジオ『Freebird Games』がRPGツクールXPで制作したゲーム。2011年にSteamで発売されて、iOSやAndroidにも移植されています。

2011年というと3DSやPS Vitaが発売された年なので、意外と公開されてから日が経っていますね。

前から気になっていたゲームだったのですが、スマホ版は日本語訳がいまいちで評価が低いらしい…スイッチ版は新翻訳で発売されるとのことで、期待して待っていました!

ローカライズは「Undertale」を手がけた評判の高い「ハチノヨン」が担当。先に言っておくと、一切古臭さを感じさせない神翻訳でしたね。

Steamやスマホ版は安いですが、翻訳が良いスイッチ版がおすすめです!

To the Moonの主要キャラクター

男性主人公と女性主人公

To the Moonのゲーム画面

一人目の主人公は、黒髪ロングの黒人女性医師「ドクター・ロザリーン」。真面目な性格で、職務を真っ当に努める優等生タイプです。

終盤では意外な行動をして、プレイヤーともう一人の主人公を驚かせます…内容は職務を優先するか、倫理観を優先するかの2択に迫られた時に、彼女はどうしたのかって感じですね。

To the Moonのゲーム画面

二人目の主人公は、メガネをかけた男性医師「ドクター・ワッツ」。おちゃらけた性格でふざけることが多く、プレイヤーを笑わせてくれる面白いキャラです。

でも意外と被験者の感情を優先して考えていて、情深い面があります。過去に何かあったと思われるシーンがあり、鎮痛剤をよく服用しているため、ロザリーンに薬物中毒と疑われています。

主人公が医者って珍しくない?

2人は通常の医者ではない

To the Moonのゲーム画面

二人の職務内容は「死ぬ間際の人の最期の望みを、記憶を改変して叶えてあげる」こと。

死ぬ寸前になって「死ぬ前にアレがしたかった」「結局、夢を叶えられなかった」と思うのは嫌ですよね…

心残りなく、人生最後は笑って死にたい

主人公たちはそんな患者のために、人生最後の時を満足して迎えられるように導く仕事をしているわけです。ただし記憶を改変するだけで、現実に影響は出ません…

依頼主の謎の老人ジョニー

To the Moonのゲーム画面

今回の依頼主となる老人「ジョニー」。彼の夢である「月に行きたい」という願いを叶えることが本作の目的となります。

ただしジョニーの過去には不思議なことが多く、彼自身も少し忘れているため、登場するキャラも含めて最初は謎だらけ…

物語が進むに連れて、彼の過去に何があったのかが判明していきます。この過去編が切なくて引き込まれるんですよ‥

“人に歴史あり”ってやつです

To the Moonのシナリオをざっくり紹介

序章:館到着〜記憶を辿り始める

To the Moonのゲーム画面

主人公2人は依頼主の「ジョニー」が住む館に車で向かいますが、飛び出てきたリスを避けるため事故に…いきなりのアクシデントに遭いながらも、なんとか到着します。

館に入って彼の元に向かうと、付き添いの医師に「状態は悪く、もって1日2日程度」との余命宣告…

会話ができないジョニーの代わりに、身の回りのお世話をしている女性「リリー」に彼の夢を聞きます。すると「月に行きたい」と聞いていると答えました。

二人は装置を使って彼の記憶に入り、最期の夢を叶えるために、仕事に取りかかります。

To the Moonのゲーム画面
記憶の中のジョニーと対話

この設定だけで神ゲーの予感がする

To the Moonのゲーム画面

月に行く夢を叶えてあげるには、記憶の中の幼少期の彼と出会い、宇宙飛行士を目指すように働きかける必要があるらしい。

単にロケットに乗せるのではなく「過去を少し変えるので、自分の力で行ってください」ということですね。ちょっと周りくどい方法。

To the Moonのゲーム画面

過去に遡るには「記憶のきっかけ」となるアイテムが必要。しかも一気に幼少期に遡ることは不可能らしく、5つの時代に分けて徐々に遡っていきます。

ジョニーから記憶のきっかけとなる「折り紙」を貰い、1つ前の時代に舞台は移ります。

中章:5つの時代を探索

To the Moonのゲーム画面
上に表示されているのが時系列

本作のメインパート。5つの時代を探索して、幼少期まで遡りながら、ジョニーの過去に何があったのかを探っていきます。

次の時代に移るためには記憶のきっかけとなるアイテムが5つ必要。アイテムは落ちているのを拾うか、登場人物との会話で貰うかの2択なので、歩き回って地道に探します。

未来から過去へ向かうに連れて明らかになる事実、時系列が逆転したシナリオが魅力ですね。

アイテム収集はめっちゃ簡単でした

簡単なパズル要素

To the Moonのゲーム画面

次の時代に移るにはパズルを解く必要があります。絵柄が完成するとクリア。縦横に並んでいるカラフルなボタンを押すと、その1列のブロックが反転する仕組みです。

左に書いてあるNOWは現在までに何回ボタンを押したか、BESTは最短何手でクリアできるか、TOTALは何手までにクリアするべきか。

でもこのパズルはどれも簡単でおまけ程度です。合っても無くてもどっちでもいいかな。

何となくクリアすると気持ちいい!

遠隔患者モニター

To the Moonのゲーム画面

どの時代にいても、アイテム欄から現代のジョニーの様子を心電図付きで見ることができます。

でも私はほとんど使っていなかったので、どんな変化があるのかは謎…使うと面白い要素があったのかも?

一応終盤で使う機会がある重要アイテムです。

これから遊ぶ人は変化をチェックしてほしい!

アイテムやメモ

To the Moonのゲーム画面
アイテム欄
To the Moonのゲーム画面
メモ欄

現在持っているアイテムや、今までに起こったことはいつでもチェックできます。このイベントリの画面可愛すぎる。

こういう些細なところまでこだわっているのが良いですね。ただしあくまで確認できるだけなので、チェックする機会は少ないですが…

丁寧に作ってる感が溢れてます!

徐々に明らかになる事実

To the Moonのゲーム画面
To the Moonのゲーム画面
To the Moonのゲーム画面
To the Moonのゲーム画面
ジョニーは現在と過去で意見が違う

過去を辿ると、ジョニーの過去には恋人「リヴァー」が大きく関わってきます。最初は折り紙を折り続ける不思議な女性程度に思っていたのですが、どうやら何かの病気を患っている様子。

リヴァーを診断している医者、ジョニーの友達「テッド」、リヴァーと同じ症状を持つ女性「イザベル」などが登場することで、彼女の謎が徐々に明らかになっていきます。

ジョニーの母親は息子のことを祖父の名前「ジョン」と呼んだり、ジョニーとリヴァーは灯台を「アーニャ」と呼んだり、とにかく謎が多い…

散りばめられた伏線が回収された時がヤバイ!

波乱万丈な展開

To the Moonのゲーム画面
To the Moonのゲーム画面
To the Moonのゲーム画面

一筋縄ではいかない波乱万丈なシナリオ。ジョーイを宇宙飛行士に導くために、二人は試行錯誤を重ねて様々な問題を解決していきます。

写真の通り、ドクター・ワッツのキャラが立っていて非常に好きでした。記憶の中とはいえ体を張るので、意外と頑張っている彼が見れます。

人気作だけあってギャグシーンもシリアスシーンも満載で面白すぎる。クリアまで4〜5時間とはいえ、シナリオの密度はかなり濃いです。

ギャグが多くて話のテンポが良い!

終章:記憶の改変に成功…?

To the Moonのゲーム画面
To the Moonのゲーム画面

終盤はネタバレになるのでほぼ割愛。

幼少期の記憶はなぜかロックされていて侵入が不可能。それでも今までに集めたアイテムで夢を叶えられるはずだったのですが、なぜかジョニーの夢は叶わないまま…

夢を叶える契約には法的拘束力があるため、多少強引でも仕事を完遂させなければいけません。

もう一度各時代を再探索する二人。その甲斐もあってロザリーンが「何らかの方法」を決行して、ジョニーを宇宙飛行士に導くことに成功します。

結果的には成功で、仕事だから仕方ないとはいえ、この方法は辛い…結末はプレイして知ってほしい!

終盤は感情が揺さぶられる神シナリオでした

To the Moonの良いところ

良質なBGM

BGMの優しい曲調が本作のテーマに非常に合っています。Steamにサウンドトラックが販売されているのでちょっとほしい。

そして終盤の歌詞付きの曲は鳥肌レベルですね。物語の終わりを感じさせる追想シーン、合わせて流れ出す神曲。私はここで泣きました…

多少あるミニゲーム

To the Moonのゲーム画面

おまけ程度とはいえ、プレイヤーが楽しめるようにミニゲームが用意されています。ADVゲームってシナリオが盛り上がらないと単調になるので、こういう飽きさせない工夫が嬉しいですよね。

探索してテキストを読むだけで終わらないゲーム性が良かったです。面白いかと言われたら微妙だけど…ストレスにも感じなかったので私は大好きです!

ユニークなゲーム性

To the Moonのゲーム画面
To the Moonのゲーム画面

今までの内容を見てもらえれば分かると思いますが、ドクター・ワッツの性格、波乱万丈なシナリオ、ミニゲームなど、このゲームはとにかくユニーク。

例えばプレイヤーがゲーム性を理解していない序盤に、写真のようにRPGを思わせる演出が用意されています。

このゲームで好きなのはクスッと笑えるギャグが作中に散りばめられているところですね。開発者のユーモアセンスが高いので、ノリが合う人は名作に感じると思いますね。

私はノリがバッチリ合って面白かったです!

ローカライズが神

To the Moonのゲーム画面

このゲームは2011年に公開された外国のゲーム。最初にも書きましたが、スマホ版は残念翻訳で評価が低いんですよね…

しかしスイッチ版の新翻訳は古臭さを一切感じさせず、国産ゲームと思わせるレベルのハイクオリティ。ローカライズ担当の「ハチノヨン」が優秀過ぎますね。

個人的にはアンダーテイルの翻訳よりもこちらが良かったと思います。To the moonは続編も発売されているので、引き続きローカライズをお願いしたいです!

現在三作目が開発中らしいですね

終盤のシナリオが泣ける

私が泣いたシーンはネタバレ満載なので伏せておきます。見ても本作を遊ぶ価値は十分にありますが、気になる人だけどうぞ。

ジョニーを宇宙飛行士に導くためには、恋人のリヴァーとの出会いを阻止する必要がありました。

二人が出会わないように仕向けたことでジョニーの夢は達成しますが、二人の数々の思い出は消失していきます。

過去改変ものの定番っちゃ定番ですが、今まで見てきた物語が無くなっていくのは非常に辛い…数時間遊んで感情移入したところにこの展開ですよ…

他に方法はなかったのかと悲しくなりましたね。ただしこの後の展開で救いはあるのでご安心を。

このシーンは呆然として見てました

To the Moonの微妙なところ

ダッシュができない

To the Moonのゲーム画面

プレイしてすぐに感じた不満点がこれですね。通常移動が速いわけでもないのに、ダッシュができません。地味にストレスです。

探索がメインのゲームでこれは痛手ですよね。探索をじっくりしてほしい、ゆったりゲームを楽しんでほしいという意図があるとは思いますが、ストレスフリーに遊ばせてほしい…

iOSやAndroid、Steam版も同様にダッシュができないとはいえ、スイッチ版の移植に当たって追加してほしかったです。

移動にストレスを感じたくない

シナリオに疑問

To the Moonのゲーム画面

本作のシナリオは、ジョニーの「月に行きたい」という夢を叶えてあげること。そのために記憶に入り込み、過去を辿り、幼少期までアクセスする必要があったわけです。

別にこれってロケットに乗って月に到達する夢を見せるだけでもいいのでは…

本人が自力で行く方が満足度は高いですけどね。でも、もう時期亡くなる人のみが仕事の対象で、結局は記憶を改変しているだけで現実は変わりません。

効率重視か倫理観や満足度重視か次第ですが、私は夢を見せるだけでいいと思っちゃいましたね。

結果的にシナリオが楽しめたのでOKです!

ワッツの明かされない謎

「ドクター・ワッツ」について。ネタバレになるので伏せておきます。

To the Moonのゲーム画面
スイッチ版:ロケットを眺めるシーン
To the Moonのゲーム画面
PC版:ロケットを眺めるシーン

引用元:To The Moon 実況プレイ part12

これは画面全体に赤いエフェクトが入り、ワッツが鎮痛剤を飲むシーン。つまりワッツが薬の中毒者であることを表しています。

私が他の人のプレイ動画を見たところ、PC版では二人の後ろにワッツと思われる人がいるんですよね。

ワッツと思われる人以外は全員存在するため、スイッチ版は意図的に削除されていることが分かります。これは紛らわしいから消したのか、本物のワッツが自分の過去を眺めているのか…?

そもそも本作ではワッツの過去が明かされないので謎のままです。ここは続編で明らかになってほしい。

ワッツが自分の記憶に入り込んでいる?

To the Moonの総評

To the Moonのゲーム画面

私は世界観が素晴らしく、アイディア重視のインディーズゲームは大好きでよくプレイします。

その中でもTo the Moonはトップクラスに入る素晴らしいゲームでした。100点満点なら90点をあげたい。

時間がない中でもゲームを楽しみたい人はいるので、「ボリュームが多い=良い」とは限りません。たった4〜5時間のボリュームで感動を与えてくれるこのゲームは貴重だと思います。

気軽に始められて、まったり遊べるけど、密度が高く、凝縮された内容を味合わえるゲームでした。続編がローカライズされたら絶対に遊ぶので、期待して待っています。

それでは、良いゲームライフを!

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