雑記ゲームブロガー!
ミニマル(
@minimal005)です。
どのサイトでゲーム配信を始めようか迷い中…。
自分に合った環境で楽しくやりたい!
今回はこの悩みを解決するために、各ゲーム配信サイトの特徴を紹介します。
「ゲーム配信 プラットフォーム」のようなキーワードで検索すると、まだ古い情報を載せたサイトが多いです。
昨今はゲーム配信サイトの変化が激しい時代。
多くのサイトの現状を理解した上で、ゲーム実況を始めましょう。
【本記事の更新日:2020年11月7日】
本記事の内容
- ゲーム配信におすすめのサイト6選
- その他のライブ配信サイト12選
- 結局、どのサイトがおすすめ?
ゲーム配信におすすめのサイト6選
YouTube Live
Youtubeの特徴
- Google LLCが運営するプラットフォーム
- 動画投稿サイトの最大手
- 総視聴者数は圧倒的に多い
- ゲーム配信以外も人気が高い
- PS4と連携して生配信(ブロードキャスト)が可能
- 生放送用サイト「YouTube Live」がある
- グーグル検索に動画が表示される
- 広告収入や投げ銭で稼いでいる人が多い
Youtubeのメリット
動画投稿・配信サイトと聞いて真っ先に思い浮かぶのは「Youtube」ですよね。
音楽、ゲーム、ビジネス系など、あらゆるジャンルを網羅する巨大なサイトです。
大きな特徴として、「大物Youtuber」「VTuber」「芸能人」が数万人単位の人を生放送で集めている点が挙げられます。
このおかげで、Youtubeは動画と生放送の両方で最大の視聴者数を誇ります。
日本においては一強状態と言えますね。
収益面に関しても、
- 再生数に応じたCM広告
- メンバーシップ(有料会員)
- 投げ銭機能
など、一攫千金の可能性も秘めています。
あとは大手IT企業「Google」が運営している点も見逃せません。
超高画質配信や生放送の自動アーカイブ機能など、予算のかかる機能も実現しているため、将来性も非常に高い優良サイトです。
Youtubeは機能も充実
- 最大8K、60fps、HDR対応で超高画質
- 360度VR動画も投稿可能
- 超低遅延モードでコメントが返しやすい(約3秒の遅延)
- 生放送が自動的に動画化される
- 事前予約やプレミア公開機能
- 広告、スーパーチャット、メンバーシップなどの収益化機能
Youtubeのデメリット
ここまで聞くと、
「いっぱい見て欲しいから、人が集まっているYoutubeを選ぼう!」
「Youtubeドリームで夢を掴む、好きなことで生きていく!」
と思う人もいるかもしれません。
しかしYoutubeは他の配信サイトよりも圧倒的に人を集めづらいです。
「初心者に厳しいサイト」と言ったほうが適切かもしれませんね。
理由1:芸能人や大物Youtuberが強すぎ問題
同サイトで配信している人は仲間でもあり、ライバルでもあります。
しかし視聴者の時間は有限ですよね。
他の配信者が多く、強いと、自分の配信を見てくれません。
その点で言うと、ライバルに芸能人や大物Youtuberがいるのはキツイです…。
中学生からビジネス目的の社会人まで、多種多様な人が新規参入している現状を理解しないといけません。
大多数の人が「よく分からない人よりも、チャンネル登録している人だけ見よう」と考えているので、初回の生放送で視聴者が0人のことも普通にあります。
理由2:コアゲーマーの視聴者数は少ない
Youtubeはゲーム配信のみに特化したサイトではないので、ゲームジャンルに限ると総視聴者数は大きく減ります。
特にゲーム好きはゲーム配信に特化したサイトを見ることが多いです。
メインとなる視聴者が流動性の高いライトユーザーなのは、1つのデメリットと言えますね。
トータルの視聴者数だけを見て決めるのは早計。
ゲーム意欲が高い人でないと、有象無象の過疎配信を見てくれません。
上記の内容からゲーム実況初心者には厳しいサイトですが、本気で活動する人には視聴者もお金も大きく集まってきます。
Yotuberを目指すなら読んでおくべき教養本
Twitch(ツイッチ)
Twitchの特徴
- Amazonが運営するプラットフォーム
- ゲーム配信ジャンルでは世界No.1のサイト
- PS4やスマホアプリからも簡単に配信可能
- 収益化のハードルが低い
- 表示回数に応じたCM収益、スポンサー登録(月額課金)、投げ銭機能
- 配信ゲームが売れると収益が発生する
- 目的のゲームタイトルからチャンネルを探せる
Twitchのメリット
Twitchはゲーム配信に特化したライブ配信サイト。
日本での知名度は若干低いですが、ゲームジャンルの世界的な人気は「Twitch>Youtube」です。
最大のメリットは、視聴者がゲーム配信を欲していること。
ほとんどの人がゲーム視聴目的で来るため、コメント率が高く、配信者と視聴者の距離が近いです。
あとキッズが少ないため、比較的民度が高いサイトでもありますね。
収益化のハードルも他サイトより低いです。
画質やフレームレートなどの配信設定も細かく変更できるので、配信者に嬉しいサイトと言えます。
【Youtubeの収益化の条件】 ・直近12ヶ月の総再生時間:4000時間以上 ・チャンネル登録者数:1000人以上←ここがキツイ ・18歳以上限定 ・広告掲載に適したコンテンツのみ ・メンバーシップはチャンネル登録者数30,000人以上 【Twitchの収益化の条件】 ・フォロワー数が50人以上 ・過去30日間で8時間の配信を行う ・過去30日間で7日以上配信する ・過去30日間で3人の平均視聴者数を獲得する
Youtubeのメンバーシップ機能(月額料金制度)がチャンネル登録者数30,000人〜に対して、Twitchは50人〜と非常に緩いです。
特に投げ銭とメンバーシップは人が少ないときでも稼げる有効な手段。
少人数でまったりとゲーム配信をしたい人におすすめですね。
Twitchは普通に配信をしていれば収益化の条件をクリアできます。
追加で条件を満たすと、機能が強化される「Twitchパートナー」制度もありますよ。
Twitchのデメリット
Youtubeと比較したデメリットは下記の3つです。
- 生放送のアーカイブが14日間で消える(パートナーは60日間)
- 動画の画質は劣る
- 日本の総視聴者数が少ない
基本的に生放送メインのサイトのため、動画に関しては少し弱いです。
画質に関してもフルHDが最高で、視聴者の層があまり動画向きではありません。
そのため、動画を積み上げて再生数を稼ぎたい人には不向きと言えます。
ただし、他サイトでも長く視聴されるのは「編集で短くカットした見やすい動画」だけ。
古いアーカイブは再生されづらいです。
みんなが生放送の一発取りで戦っているため、動画編集が苦手な人にはむしろ好都合の環境です。
ツイキャスゲームズ
ツイキャスの特徴
- モイ株式会社が運営するプラットフォーム
- 生放送専用
- 画質は1080P/60fps(超高画質配信)
- 無料で4時間の連続配信(コイン40枚で合計8時間可能)
- 配信時間や視聴者数に応じたレベルアップシステム
- アーカイブを残せる
ツイキャスは国内最大のライブ配信サイト。
ゲーム配信アプリの名称が「ツイキャスゲームズ」です。
特徴として、下記の2点による圧倒的な敷居の低さが挙げられます。
- スマホ1台で手軽に生放送ができる
- TwitterやFacebookなどのSNSアカウントがあればコメント可能
この特徴により、メインのユーザー層は10代と20代。
さらに女性配信者、女性視聴者も多く、他の配信サイトとは一風違った毛色です。
ツイキャスのメリット
上記の点を踏まえて、ゲーム配信では「ライト層と女性視聴者を狙いやすい」のがメリットと言えますね。
配信環境はFull HD (1080p) / 60fps / 6Mbpsでの超低遅延配信に対応。
画質に関しても申し分ないです。
あと生放送専用サイトですが、アーカイブはYoutubeにアップロードできる仕組みになっています。
投げ銭の還元率も7割と高いため、新規参入する際の有力な選択肢になりえます。
サイト選びでは配信環境に注目しがちですが、視聴者層や雰囲気も重要です。
自分の配信内容とサイトごとのニーズを考えましょう。
ツイキャスのデメリット
ツイキャスは「生放送専用+SNS連携」の仕様により、アットホーム感が強いという特色があります。
これに関しては一長一短って感じですね。
メリット・デメリットは下記の4つです。
- 根強いファンを獲得できる
- 荒らしコメントが少ない
- 新規獲得には不向き
- 身内ノリが多い
ゲーム配信に限定すると、多様な視聴者に愛される「Youtube」、ゲーム好きに愛される「Twitch」の方が人を集めやすいです。
あえてツイキャスを選ぶ理由に乏しいのが最大のデメリット。
雑談配信とゲーム配信の両軸でいくならば十分にありです。
ニコニコ動画・生放送
ニコニコ動画・生放送の特徴
- ドワンゴが運営するプラットフォーム
- コメントが画面内に流れる独自仕様
- PS4と連携してゲーム配信可能
- 配信はプレミアム会員登録(有料)がほぼ必須
- 生放送は最高でも720p/6Mbps
- 追っかけ再生に対応
- 放送は30分単位、最大6時間
- アーカイブは7日間、チャンネル放送は21日間
「ニコニコ動画はオワコン」というイメージが付いている人はいるかも。
これは半分当たっていて、実際は下記の通りです。
- ニコニコ動画はYoutubeに視聴者が流れてオワコン
- ニコニコ生放送はコロナで急成長
収益に関しては投げ銭の他に「クリエイター奨励プログラム 」があり、作品の人気度に応じてお金を貰えます。
さらに「コンテンツツリー」という独自のシステムも存在。
これは「親作品」を元にした「小作品」が人気になると、「親作品」の製作者にお金が入るという仕組みです。
ニコニコ動画・生放送のメリット
ニコ生はコメントの反映速度が早く、画面に流れる仕様のため、ゲーム配信を楽しくやりたい人には最適です。
しかも昔からゲーム実況文化が盛んなサイト。
「視聴者の意欲の高さ」「ライバルの少なさ」から、配信初心者にとっては圧倒的に人を集めやすい環境でもあります。
ライブ配信と動画の両軸でいきたい人には、Youtubeとニコニコ動画の実質2択です。
ニコニコ動画・生放送のデメリット
最大のデメリットは画質の悪さです。
現在でもニコ生は1080Pにすら非対応。
画質が重要なゲーム配信にとって、フルHDも出せないのは厳しいです。
次に、月額550円(税込み)のプレミアム会員登録がほぼ必須な点。
有料会員であっても、Youtubeの無料会員以下の仕様となっています。
ただし配信者が厳選されるのは、ライバルが減って好都合とも言えますね。
ニコニコ動画は2019年4月から投げ銭機能を解禁しました。
最近になって非ログイン時でも視聴可能になり、視聴者数も伸びているので、将来性を考えると十分にありです。
OPENREC.tv(オープンレック)
オープンレックの特徴
- サイバーエージェントの子会社CyberZが運営するプラットフォーム
- ゲームに特化
- 超低遅延モードを使うと遅延が1秒以下
- 1080P/60fps対応
- プレミアム会員制度あり(550円/月)
- 月額チャンネルサブスクや投げ銭(エール)あり
アーカイブの保存期間について
- チャンネルフォロワー数1,000未満のチャンネルで公開されている動画のうち、直近60日間の視聴数が100未満の動画を削除
- チャンネルフォロワー数1,000以上ならば無期限保存
オープンレックのメリット
オープンレックはサイバーエージェント(シャドウバースやグランブルーファンタジーなどで有名)の子会社が運営する国内のサイトです。
Twitchと同じくゲーム配信に特化しており、ゲームタイトルごとに配信を探すことができます。
最大のメリットはコンマ0秒台の遅延を実現した超低遅延モード。
有料会員限定の機能ですが、ほぼリアルタイムで視聴者とやり取りできるのは強いです。
ゲーム配信の機能については全く問題無し。
国内版Twitchのようなイメージで、ゲーム好きの視聴者が集まってます。
※以前は初回配信前に審査が必須でしたが、2019年7月〜は撤廃されています。
オープンレックのデメリット
配信者・視聴者ともにそこまで多くありません。
ライバルの少なさから無名でも人を集めやすいですが、人気や実力が付いてから他のプラットフォームに乗り換える人が多いです。
あとはニコニコ動画と同様に、一般会員の機能が制限されています。
例えば一般会員は1日2回しかアーカイブを視聴できませんし、追いかけ再生にも非対応です。
現在は無料で高機能なサイトが多いので、将来的に伸びるかも微妙。
配信者に優しく、視聴者には少し厳しいサイトです。
Mildom(ミルダム)
Mildomの特徴
- 株式会社DouYu Japanが運営するプラットフォーム
- 2019年9月に設立された新しいサイト
- ゲームのライブ配信特化
- 最高画質は720P/60fps
- 投げ銭(ギフト)や月額課金あり
- 投げ銭の還元率は約3割と低い
- 条件を満たせば時給制で稼げる
- Cygamesと任天堂との問題あり
Mildomのメリット
Mildomはまだ始まったばかりのサイト。
そのため、最大のメリットは「将来性」にあります。
運営する「DouYu」自体は無名ですが、ゲーム業界売上2位、世界時価総額の8位の「テンセント」傘下の企業です。
テンセントはLOLやクラッシュ・オブ・クランなどのゲームを持っているため、莫大な資本金により今後伸びる可能性を秘めていますね。
あとは、時給報酬とランキング制度が画期的で面白いです。
- 公認配信者の座をかけて戦う「L1ランキング」
- 時給報酬を獲得するために戦う「L2ランキング」
配信者はこの2つのランキングに参加。
人気に応じてランクインすることができます。
例えば、L1ランキングに入れば最高時給1,000円で配信可能。
L2ランキングに入れば一時的な賞金を貰えますよ。
そして公認配信者になれば固定給でお金が貰えるので、ゲーム配信で生計を立てていくことも可能です。
Mildomのデメリット
開設からわずか1年で著作権問題が発生してしまい、現状一部のゲームに制限がかかっています。
まず、Cygamesのゲーム(シャドバ、グラブル、プリコネなど)の配信は全面禁止です。
これはCygames傘下の配信サイト「OPENREC」から、人気配信者を「Mildom」に引き抜いたことが原因と言われています。
配信許諾契約が破綻になったので、今後の再開もかなり厳しいです。
次に、任天堂のゲームの営利配信は許可されていません。
明確にNGを出しているわけではないですが、著作権違反で削除される可能性は高いです。
あと本気でやれば前述のランキング制度により稼げますが、投げ銭の還元率が約3割しかないのも大きな欠点と言えます。
上記の理由から、現在の新規参入はおすすめしづらいサイトです。
将来性を見越してワンチャンかけるのはありですね。
その他の配信サイト
一応他のライブ配信サイトも簡単にまとめてみました。
「17Live(イチナナ)」以外は、OBS経由でPCゲームを配信することができます。
ただしゲーム配信の視聴者は少ないので、選ぶ理由はほぼないです…。
興味のない人は読み飛ばして大丈夫です。
サイト名 | 特徴を3行で紹介 |
---|---|
SHOWROOM | ・アーティスト、アイドル、タレントが多い ・視聴者がアバターで表示される ・アイテム課金が非常に盛ん |
Periscope(ペリスコープ) | ・Twitterが提供するサイト ・Twitter上で視聴可能 ・Twitterフォロワーを視聴者にしやすい |
LINE LIVE | ・アーティストや芸能人の配信がある ・コメントとハートでライブを応援 ・24歳以下の女性が最も多い |
Facebook LIVE | ・Facebookのアプリ内で配信可能 ・アーカイブを残せる ・実名による深い交流やPR |
Instagram Live | ・インスタのユーザー数の多さを活かせる ・おしゃれな若者や女性をターゲットにできる ・ゲーム配信文化はほぼ無い |
Pococha(ポコチャ) | ・DeNAが運営 ・独自のランク制度で初心者に優しい ・無課金でも応援アイテムが手に入る |
17Live(イチナナ) | ・OBSに非対応(PC配信不可) ・スマホアプリでミラーリング配信可能 ・可愛い女性やイケメン中心 |
BIGO LIVE(ビゴライブ) | ・世界中で2億人のユーザーを持つ ・「PK配信」「マルチゲスト配信」機能 ・顔出し無しのラジオ配信も可能 |
MixChannel(ミックスチャンネル) | ・女子中高生メイン ・10秒以内の動画投稿が可能 ・ゲーム配信文化は皆無 |
Live.me(ライブミー) | ・海外ユーザーメイン ・無料で応援ギフトやコインを獲得可能 ・ゲーム配信ジャンルあり(当然アプリメイン) |
ふわっち | ・1枠30分、延長チケットで最大4時間 ・ゲーム配信カテゴリは現在消滅 ・スマホ1台でできるゲーム配信機能は提供終了 |
bilibili動画 | ・中国人がメイン ・ニコニコ動画と同様のコメントが流れる機能 ・動画と生放送の両方が盛ん |
結局どのサイトが一番おすすめ?
私のおすすめは、下記の3サイトです。
- 動画メイン:Youtube Live
- 配信メイン:Twitch、ツイキャス
理由は「人数の多さ」「収益機能の充実度」から、モチベーションを維持しやすいからです。
人気を集めたい。
できれば、お金も貰えたら嬉しい。
ゲーム実況に興味がある人の大多数はこのように思うはず。
最初は数人が見てくれるだけで満足するかもしれませんが、慣れてくるとさらに人を集めたくなります。
その時にサイト全体が賑わっていて、大きく稼げる可能性がある方が絶対に楽しいです。
多少初心者に厳しくても、夢が持ちやすい環境で活動することをおすすめします。
もしくは人を集めやすいニコニコ生放送もありですね。
大物Youtuberにもニコ動経験者は多いので、実績を積んでからサイトを移ることも余裕です。
とりあえず気になるサイトの人気配信を見てイメージを掴みましょう。
次に配信内容や戦略を決めたら、あとは実践あるのみです!
それでは、最後まで読んでくれてありがとうございました。
あなたのゲーム実況活動を応援しています!
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